吾妻中央の144キロ右腕・土屋柊人投手、二刀流の夏が終わる

土屋柊人, 吾妻中央

高校野球群馬大会では、吾妻中央の144キロ右腕で二刀流の土屋柊人選手が登場したが、思うような投球ができずに夏を終えた。

二刀流

土屋柊人選手は168cm75kgの選手で、背番号9をつけ普段は外野を守り、高校通算41本塁打の長打力を見せる。しかし強肩で投手としても大会前の最後の練習試合で144キロを記録し注目されていた。

この日は3番ライトで出場すると、吉田正尚選手を参考にしているというフルスイングを見せ、4回に右中間フェンス直撃の3ベースヒットを打つ活躍を見せた。しかし1点を追う7回にマウンドに登ると、力の入ったフォームで球がバラつき、130キロ中盤くらいのストレートを投げていたが、次々とヒットを浴びた。1回を投げて5安打で5失点、8回には先発したエースにマウンドを譲り、再びライトに戻った。「力み過ぎてフォームがバラバラだった」と試合後に話した。

恵まれた環境ではなかった。高校は昨年4月に2校が統合されて開校をしたが、校舎に野球部の練習場は無く、車で10分移動して廃校舎のグラウンドを利用して練習した。しかしそこでも硬式球による打撃練習は禁止されていたという。バドミントンのシャトルを使って打撃練習を行っていたが、ハンデを補うためにウエイトトレーニングに時間をかけ、強い打撃を仕上げた。

映像で見ていたが、マウンドでがっしりとした身体から力のある球を投げていたが、むきになって投げていた感じもある。打撃は吉田選手に似ており、フルスイングに力があった。土屋選手の高校での夏は終わったが、次は思い切り打てて投げられる環境で野球をやってほしい。この悔しさは大きな武器になる。

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