都市対抗が7月13日に開幕する。ヤマハ・近藤卓也投手が187cmから150キロを記録し、3年目で大きく飛躍する。
制球重視から
近藤卓也投手は187cmの大型右腕、秋田商では甲子園に出場し138キロの速球を見せてベスト16入りしている。
青山学院大に進むと主に東都の2部で投げ、3年秋に4勝、4年春も4勝を挙げてチームのエースとなっていた。しかし、体は大きいものの球速は140キロ前後でコントロールの良い投手となっていた。
2017年にヤマハに入社し、早々と登板機会を与えられ、日本選手権でも登板をしていたが、有力な選手が次々と加入してくるヤマハで徐々に登板機会が減り、「モチベーションが下がっていた」という。
しかし、昨年夏に首脳陣が交代になると、投手コーチに就任した石井隆之コーチが、「力で押すスタイルに変えろ」と制球重視から力で抑える投手へのチェンジを求めた。体も大きく元々力もあった近藤投手はこれで開花し、昨年秋に伊勢で行われた大会でパナソニックを完封をした。
そして石井コーチより、「投手は投げないと成長しない」という指導で冬も投げ込み中心の練習に変え、150キロを投げる投手に変わった。今年の都市対抗東海2次予選では、2回戦の永和商事ウイング戦で7回2失点、第一代表決定戦の東邦ガス戦でも先発を任され、7回1失点で第1代表での都市対抗出場を決めた。
本戦もエースとしての投球が期待され、150キロの力のある球を投げれば、ドラフト会議で指名される可能性は高くなるとみられる。
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それまでは制球重視だったが、速球の威力に気づいた石井コーチから「力で押すスタイルに変えろ」と助言を受けた。教えを実践し、昨秋の伊勢大会のパナソニック(門真市)戦で9回完封勝利。手応えをつかんだ。冬には「投手は投げないと成長しない」(石井コーチ)と指導され、走り込みなどのトレーニング中心のメニューを投げ込み中心に変更。持ち味の直球に磨きをかけ、3年目の飛躍につなげた。
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