興南・宮城大弥投手は229球で力尽きる、将来は「プロに行きたい」

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沖縄大会は壮絶な決勝戦となった。延長13回、8-7で沖縄尚学が優勝を決め、興南・宮城大弥投手は228球目に押し出し四球で1点を許した。

壮絶な投球

宮城大弥投手は初回、沖縄尚学の猛攻に遭い4点を失う。立ち上がりの乱れもあったが、沖縄尚学も宮城投手の分析をしっかりしてきた。それでも宮城投手は2回以降は立ち直り、延長11回までは1失点に抑えると、味方も5点を奪うなど5-5の壮絶な戦いが続いた。

疲れの見えた12回に宮城投手が2失点をするもその裏に2点を奪って再び同点に追いつく。そして迎えた13回、2アウト満塁の場面で投げた228球目の球がボールとなり、押し出しで点を失った。これが決勝点となった。宮城投手は「大事な場面で力み過ぎた。悔いの残るボールを投げた」と、ボールとなった球を悔やんだ。

それでも延長11回には147キロを記録するなど、本気で抑えにかかった時の宮城投手のストレートはものすごかった。

宮城投手は高校1年、2年と夏の甲子園で登板した。今年も甲子園で集大成のピッチングを見せるべく、春の九州大会でも好投し、夏も決勝まで勝ち上がった。しかし、最後の夏の甲子園を逃し「今日初めて、甲子園が遠いと感じました」と話した。

プロへ

かねてよりプロ志望を公言している宮城投手は、この日の試合後に進路について聞かれると、あらためて「プロに行きたい」と話した。この日、視察したオリックスの縞田スカウトも「コントロールがいいし、変化球の切れがある。高校生の中では高いレベルだと思う」と評価した。

かなりダメージのある投球となったことは間違いないだろう。まずは肩を休ませ、選ばれるかもしれないU18代表に向けて調整をしてほしい。そして、秋にはドラフト会議が待っている。ドラフト2位か3位で指名されるだろう。プロでは左からの抜群のキレと気持ちの強さで、佐々木投手や奥川投手と投げ合う姿が想像できる。

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「打ってほしいボールを見逃されたのが自分の甘さです。甲子園が遠いなと今日初めて感じました」と悔しそうに振り返った。進路については「プロに行きたい」と改めて表明。
この日も複数球団のスカウトが視察に訪れ、オリックスの縞田拓弥アマスカウトは「コントロールがいいし、変化球の切れがある。高校生の中では高いレベルだと思う」と評した。

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