大船渡・佐々木朗希投手、奥川投手の試合「全部見た」、6球団15人スカウト視察

佐々木朗希, 水上桂

この日から始まった侍ジャパンU18代表の合宿に参加した大船渡の佐々木朗希投手は、甲子園の奥川投手の試合を「全部見た」と話した。

自分も出たかったという気持ちはあった

U18代表合宿に参加した佐々木朗希投手は、甲子園の奥川恭伸投手が登板した試合について「全部見た」と話し、「いい時は打者が手も足もでない感じに見えました」と話した。

佐々木投手も岩手大会決勝で登板せずに敗退し、甲子園出場は出来なかったが「もちろん、自分が出たかったとのもありますけど」と話した。しかし、敗退後は「自分の新たなステージに向けて頑張ろうと思った」と話し、U18へ向けた取り組みを行い、「体に問題はない。足りないことを考えながら、練習してきた」と、岩手大会以降にさらに磨き上げてきたという。

この日は合宿の初日で、春の一次候補合宿で顔を合わせたメンバーとの再会と、新たに選出されたメンバーと顔合わせし「新たな仲間とたくさんコミュニケーションが取れました」と話した。

U18でバッテリーの力発揮できるか

中でも、バッテリーを組む明石商の水上桂捕手とは、投球練習でバッテリーを組んだ。水上捕手も甲子園で中森俊介投手の151キロの球を受けているが、「あんなボール、受けたことがありません。スピード、切れ、伸び、全てが凄い。低めの直球が伸びてきました」と話し、佐々木投手のボールの威力に驚くと共に、「手足が長くて角度がある。柔軟性があって肘の使い方も柔らかいのでボールも伸びてくる。スライダーは打者の手元で鋭く曲がる。本当に凄いです」と分析した。

この合宿では、最も重要なのは、佐々木投手の球を捕手がしっかりと受けられるようになることで、初めて見るであろう160キロ級の球や、切れ味抜群のスライダー、そして140キロのフォークボールなど、佐々木投手の力をすべて引き出すためには、捕手の能力が不可欠となる。春の1次合宿では、中京学院大中京の藤田健斗捕手が、佐々木投手の球の捕球に苦労し指にケガをしていたが、捕手は2人しか選出されておらず、故障でもしてしまったらその時点で厳しい状態に追い込まれる事になる。

6球団15人のスカウト視察

この日は実戦形式の練習はなかったものの、埼玉西武の渡辺GMなど6球団15人のスカウトが視察し、注目度の高さをうかがわせた。渡辺GMは「印象は変わらない。素晴らしいのは分かっている」と話した。

決勝を戦った奥川投手と山瀬慎之助捕手は、今日にも地元に戻り、明後日にも代表合宿に合流する。フルメンバーとなった時点で実戦形式の練習や練習試合を行い、まずは26日の大学代表との壮行試合を戦う。

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ブルペンで佐々木の投球を受けた水上は「腕のしなりが凄くて球も速い。変化球も受けたことのない切れと落差だった」と驚きの表情を浮かべた。外角のフォークをはじく場面もあり、「ボールを捕ることで精いっぱいだった」と苦闘。この日は練習ながら6球団15人のスカウトも集結し、西武の渡辺久信GMも「印象は変わらない。素晴らしいのは分かっている」と話した。


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