U18野手評価、石川昂弥に中日「何か持っている」、ヤクルト・宮本ヘッドは森選手に注目

石川昂弥, 熊田任洋, 坂下翔馬, 山瀬慎之助, 浅田将汰, 遠藤成, 韮澤雄也, 武岡龍世, 森敬斗, 横山陽樹, 水上桂

壮行試合を戦ったU18代表、野手もそれぞれが持ち味を見せ、大学代表を相手に5点を奪った。プロのスカウトも各選手を注目していた。

プロ関係者の評価

1番センター・森敬斗選手に、東京ヤクルトの宮本ヘッドコーチが注目し、「本職はショートなんでしょ?今日はセンターで、ショートの守備が見たかったんだけどなぁ。スピードとセンスはありそうですね。」と話し、ショートでのプレーを見たかったとやや残念がった。

4番サード・石川昂弥選手に中日の松永編成部長は「こういうところで打つのは、何か持っている」と評価、地元の逸材で右の大砲として注目を続けている。

6番DH・浅田将汰選手に福岡ソフトバンクの永井本部長は「しっかりと振れていた」と話した。

8番キャッチャー・山瀬慎之助捕手に東京ヤクルトの宮本ヘッドは「いい肩しているね」と話した。

個人的評価

森敬斗選手:身体能力の高さと俊足を見せた。ただし、能力に頼って反応でプレーしてしまう所もある。センターとしてはまだ慣れていない面が多く、これから経験を積んでいくか、または本職のショートとして、着実なプレーを続けたい。

坂下翔馬選手:2番セカンドとして、この日はノーヒットでセカンドゴロも0だったが、打撃については振りでまだほかの選手より劣る感じがした。ただし、飯塚投手がピンチの時にタイムをとってマウンドに向かい二人で話していた。主将としての魅力がある。

韮澤雄也選手:3番ファースト、打席では森下投手と4回の村上頌樹にもストレートを空振りして三振、ボールの下を振っていたものの、スイングは悪くなった。ただし第3打席で当てに行くようなところが出てしまった。強くスイングをして逆方向に打てるのが魅力なので、大会までに整えたい。

石川昂弥選手:スタメンで一人だけ、大学生レベルの打撃を見せていた。5回にはインローのストレートにはまった感じもあるが、レフト方向への打球。強いスイングではないものの、打球が伸びてゆきフェンスの上部に直撃した。逆方向へ伸びる球は確認できていたが、引っ張っても同じような打球を打てる。視察したプロのスカウトも大満足の打撃だったのではないかと思う。サードでは守備は無難、ただし肩は強いという感じではなかった。投手としても140キロを超す球を投げているので、こんなものではないと思う。

遠藤成選手:打撃ではスイングの鋭さと当てて粘ることができていた。代表の主軸として考えて良さそうだ。レフトはあまりやったことのないポジションで、捕球でいくつか厳しいプレーを見せた。外野手は長い距離を走る必要があるし、グラブを抱えて走るのも、慣れてないと意外と難しい。専門職の外野手がやはり必要だったのではないかと思わせた。

浅田将汰選手:振りの鋭さは分かった。インコースのツボに来れば、木製バットでも余裕で放り込めそう。ただし、振りすぎな感じでバットに当たらない。それでもこの日は、チーム全体で強い振りを意識していた感じもするので、W杯では違う打撃も見られそう。

武岡龍世選手:代表に入り、練習試合でもあまり使われていなかったので、状態が悪いのかと思っていたが、痛烈な2ベースヒットと鋭い走塁を見せていた。木製バットでも強い打球を打てており、しかも相手はアメリカも打てなかった伊藤大海投手。これからいろいろなポジションを試しながら最終的にはスタメンで起用されそうだ。

熊田任洋選手:打撃は役割をしっかりと考えてのものだった。バントヒットを狙ったりと、W杯でもコツコツといきそうで貴重な存在となる。守備は正ショートに起用され、まずは無難という感じ。肩も足もある選手だが、小園選手のようにさらに上のレベルだと、深い位置を守ってセカンドベース上の打球に追いつけるくらいの守備範囲があったりする。そこまでは達していない。武岡選手、韮澤選手、森選手、遠藤選手の方がそういうものが望めるかもしれない。ただし、武岡選手、韮澤選手、森選手には課題も見られ、守れる範囲での安定度という所で熊田選手が優っているのだろう。

水上桂選手:個人的に驚きを感じた。宮城投手とのコンビでスライダーを3球続けてからのインコース真っすぐなど、素晴らしいリードを見せていた。捕球については、佐々木投手がこの日はシュート回転が激しく難しかったが、まだ佐々木投手もワンバウンドのフォークは見せず、しっかりと受けられてはいない感じ。

山瀬慎之助選手:合流したてという所もあり、捕球については飯塚投手の変化球を止めきれず失点につながったものの、その前の球はワンバウンドを止めており大丈夫だろう。それよりも5回の宇草孔基選手との盗塁対決は、本当に素晴らしかった。無駄のないフットワークからの鋭い送球で、セーフになったものの素晴らしかった。6回の田中幹也選手も大学屈指の俊足だが今度はしっかりと刺した。高めに行ったものの余裕を持ってタッチできるものだった。ドラフト的にも上位で行ってもいいくらいの捕手だろう。

横山陽樹選手:ファウルになってその後三振に倒れたものの、木のバットに乗せて運ぶ打撃ができている。ライトでも打球をしっかりと処理して素早くセカンドに送球しアウトにするなど、肩の良さや精度も高い。作新学院では練習試合ではマスクを被っており、秋からは捕手となるが、来年のドラフト上位候補に入ってくる。

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