侍ジャパンU18代表の佐々木朗希投手は、壮行試合で右手中指に血マメができ、この日の代表合宿最終日はノースローとなった。
登板未定へ
佐々木朗希投手は大学代表との壮行試合で先発をしたものの、1回の途中に指を見るしぐさをしていた。その時点で血マメができ、1回を投げ終えた後にベンチで医師が診察して、本来は2イニングの登板を予定していたが、1イニングでも降板となった。
この日の代表合宿最終日、佐々木投手は奥川投手と共にノースロー調整で、外野を二人並んで走っていた。血マメについて聞かれると「大したことないです」と話し、「投げている分には違和感はありません」と話した。
ただし、血マメが出来たとすると、状態や治療法等により治療までに1週間はかかる事もある。今後について代表の平川コーチは「こういう状況なので、当面はノースロー調整になると思います」と話し、この日は平川コーチと佐々木投手、そして奥川恭伸投手と3人で面談をおこなった。W杯では柱の存在となる二人を交えて、どのような登板をしていくのかを話し合ったとみられる。
奥川投手も甲子園での登板の疲労があり、8月22日の決勝戦以降は登板をしていない。投球開始の時期について聞かれると、「分からないです。スタッフと話し合いながらなので」と話したが、「少し不安もありますが、やるしかない」と心境について語った。
代表は今日、韓国に渡り、29日から練習を再開するとみられるが、29日に奥川投手が投球を開始したとして、1日のアメリカ戦に間に合わすのは難しいとみられる。また、2日の台湾戦、3日のパナマ戦も、宮城投手、西投手、前投手に託す可能性もある。佐々木投手については、万全を期してスーパーラウンドからリリーフ登板を期待、幸いにも飯塚投手が非常に素晴らしい投球を見せている事から、余裕をもって行けるかもしれない。
逆にW杯で優勝を狙うのであれば、グループリーグは奥川、佐々木抜きで勝てるくらいが必要かもしれない。そして決勝では奥川投手、佐々木投手が良い状態で投げられれば、災い転じて福となす、初優勝を手にできるかもしれない。
登板予想
日付 | 内容 | 先発 | リリーフ待機 |
30日 | グループリーグ 対スペイン | 石川昂弥 | 浅田、池田、前 |
31日 | グループリーグ 対南アフリカ | 遠藤成 | 浅田、池田 |
9月 1日 | グループリーグ 対アメリカ | 宮城大弥 | 浅田、池田、飯塚 |
2日 | グループリーグ 対台湾 | 西純矢 | 浅田、池田、飯塚、奥川 |
3日 | グループリーグ 対パナマ | 前佑囲斗 | 林、池田、飯塚、佐々木 |
4日 | 空き | ||
5日 | スーパーラウンド | 奥川恭伸(104球以内) | 林、前、池田、飯塚、佐々木 |
6日 | スーパーラウンド | 宮城大弥(104球以内) | 林、前、池田、飯塚、佐々木 |
7日 | スーパーラウンド | 西純矢 | 林、前、池田、飯塚 |
8日 | 決勝・3位決定戦 | 奥川恭伸 | 林、前、飯塚、佐々木 |
※球数制限 1日で50球以上投げると中1日、105球以上を投げると中4日、3日連続で登板した場合は中1日の休養が必要
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