埼玉西武2年目・平良海馬投手が158キロ、直球全て150キロ台

埼玉西武球団ニュース

埼玉西武の2年目、平良海馬投手がこの日、日本ハム戦で7回から登板して1回無失点、ストレートは158キロを記録した。

19歳

平良海馬投手はこの日、4点リードの7回に登板をすると、打者3人に対して15球の内、ストレートは13球を投げて全て150キロ越えを記録した。2アウトから対戦した日本ハムの西川選手には、2-2と追いこんでからインコースに158キロのストレートを投げ、ショートゴロに打ち取った。

この怪物投手は八重山商工の出身、高校3年生だった2017年は173cmだが90kgを超す体重があり、最速154キロとも157キロとも言われたが、離島という事もありなかなか情報が入ってこなかった。そして迎えた夏の沖縄大会では、この逸材を見ようと横浜DeNAと広島を除く国内10球団のスカウトが沖縄入りし、中日・中田スカウト部長(当時)、東京ヤクルト・橿渕スカウト、埼玉西武・渡辺GMなど首脳クラスが視察をしていた。

その中で渡辺GMは、「フィールディングがすごくうまかったんだよ。あの大きい体で、身のこなし方がすごく軽快で、これならいけるって。」と話し、投球内容ではなく、体の動きの良さに注目して指名を決めた。視察した他球団のスカウトからも、打撃やけん制のうまさ、フィールディングの良さなどを評価する声が挙がっていた。八重山商工が初戦敗退、平良海馬投手の154キロに10球団視察

平良投手は今年、1軍で登板をすると、この日で14試合目となっている。そして158キロを記録するなどストレートの輝きが増し、渡辺GMも「ダイヤの原石だと思っていたけど、こんなに早く1軍で投げるとは思わなかった」と喜んだ。

平良投手はこの日の試合後に、158キロについて聞かれると、「球速は特に意識しない。出たらいいなくらい」と話し、それほど気にしていないという。しかし、「一番大事にしてきたのはウエートトレーニング。重さを求めて、限界までいくことで、大きな力を発揮できるから」とこちらの数字はかなり気にしており、ベンチプレスでは130キロを持ち上げるまでになった。

173cm98kgの離島の星が、埼玉で輝く。

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1試合しかなかった高校最後の夏に、運命が変わった。一昨年の夏、八重山商工は初戦敗退の可能性があったため、渡辺GM(当時SD)が急きょ沖縄へ視察に向かった。魅力的な剛速球に引かれながらも決め手は違った。「フィールディングがすごくうまかったんだよ。あの大きい体で、身のこなし方がすごく軽快で『これならいける!』って。ダイヤの原石だと思っていたけど、こんなに早く1軍で投げるとは思わなかった」。実際に1回戦敗退も異例のドラフト4位指名。そのプレーがなければ、今の平良はない。

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