奥川恭伸投手、侍ジャパンU18史上最高のピッチング

奥川恭伸

U18ワールドカップのスーパーラウンド・カナダ戦で、7回18奪三振の投球を見せた奥川恭伸投手、今年のMLBのドラフト会議で3巡目で指名されたブラウン選手などに格の違いを見せた。

MLBドラフト指名選手に格の違い

この日のカナダ代表は、2番・ブラウン選手が今年のMLBのドラフトでブルージェイズから3巡目に指名を受けているが、そのブラウン選手から3三振を奪った。アスレチックの12巡目指名を受けた3番のスコフィールドサム選手からは1安打を許したが2三振、ブルージェイズに29巡目の指名を受けている4番・ディオダティ選手にはホームランを打たれたものの1三振を奪った。

1番、2番、5番には3打数3三振、下位打順からも6個の三振を奪い、7回2安打18奪三振1失点、別格だった。最速は152キロを記録、この日はスライダーが有効で、アメリカ人の球審もしっかりとストライクを取ってくれた。

圧巻は7回、球数は90球となっており、球数制限の104球まで14球しかなかった。しかも相手は3番からのクリンナップ、それでも三振とファーストゴロで2アウトを取ってちょうど100球、あと4球しかない状態で5番バッターを迎えたが、ここで3球三振を奪い、103球で投げ終えた。圧巻だった。

侍ジャパンU18史上最高のピッチング

2013年に侍ジャパンとなってU18ワールドカップに出場するのは4回目、その中で最多奪三振は2年生の安楽智大投手が2013年に記録したベネズエラ戦の16個だった。また、これまでの最高のピッチングも、2013年に安楽投手が記録したキューバ戦の8回10奪三振無失点のピッチングだったと思うが、今回の奥川投手の投球はそれを上回った。

世界のこの世代の選手で、球速と制球の両方を併せ持つ奥川投手は群を抜いており、ワールドカップでも高校生の中に1人、プロ・メジャークラスの選手がいるように見えた。世界に衝撃を与えた投球となったのは間違いないだろう。

これで今日の韓国戦には登板は出来ないが、順調に行けば決勝戦、今日の状況次第では明日のオーストラリア戦に登板するかもしれないが、仮に決勝で、アメリカを相手に同じようなピッチングを見せた時、さらに衝撃が走るのかもしれない。

侍ジャパンU18日本代表メンバー(2019)一覧
2019年度-高校生投手のドラフト候補リスト

◆国際試合の主な大量奪三振 高校日本代表で臨んだU18W杯では、13年に2年生の安楽智大(済美)がベネズエラ戦で記録した9回16奪三振が最多だった。


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