智弁和歌山・黒川史陽選手が奥川投手などから木製で4安打、千葉ロッテが評価

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国体で星稜と対戦した智弁和歌山は、全員が木製バットで臨んだ。3番で出場した黒川史陽選手は4安打を放ち、木製バットに対応した打撃を見せた。

奥川投手にライバル心

甲子園の3回戦で星稜の奥川恭伸投手23三振を奪われて敗れた智弁和歌山、主将で主軸だった黒川史陽選手もその試合でノーヒットに抑えられ、「星稜戦で負けてから、奥川をイメージして素振りをしてきた」と木製バットでスイングを続けてきた。

この日はリベンジの舞台となった。木製バットで奥川投手から2安打を打つと、交代した投手からも2安打で4安打を放った。「バットのしなりを使って打つのをテーマにしてきたのができた」と話し、「この先も奥川と勝負することがあるのでそのときは勝ちたい」と、これからもプロの舞台で奥川投手と対戦していくという覚悟を決めた。

この日、視察した千葉ロッテ永野チーフスカウトは「木のバットの方がいい」と話し、木製バットによって黒川選手のスイングが良くなっていると評価した。主にセカンドを守り、鋭い打球を飛ばすだけでなく、しっかりとコンタクトをする確実性の高い打撃もできる黒川選手、ドラフト会議では4位前後で指名されると予想する。もしU18代表に選ばれていたら、石川選手くらいに評価されていたかもしれない。

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この日は両チームの申し合わせで木製バットを使用。「金属よりバットのしなりを利用して打つことを意識しています」とうなずいた。ロッテ・永野チーフスカウトは「木のバットの方がいい」と評価した。

今夏の甲子園大会で23三振を喫した奥川から四回途中までに2点を先取。黒川主将は三回の先制打を含む4安打を放った。「星稜戦で負けてから、奥川をイメージして素振りをしてきた」。

奥川降板後の5回には右越え二塁打も放ち「バットのしなりを使って打つのをテーマにしてきたのができた」と胸を張った。夏の甲子園でノーヒットに抑えられた奥川へのライバル意識も見せて「この先も奥川と勝負することがあるのでそのときは勝ちたい」と次のステージでの対戦を見据えた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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