智弁和歌山の小林樹斗投手がリリーフ登板をしたものの、1回2/3を投げて5安打で1失点をした。それでも自己最速を1キロ更新した151キロの速球に東北楽天、巨人、阪神のスカウトが評価をしている。
緊急登板
この日の和歌山大会準決勝・日高戦は、6回までに12-0と点差が付いた。しかし、先発の矢田真那斗投手が6回に2連続四球を与えた所で、小林樹斗投手が登板した。
小林投手は球速は151キロを記録したものの、相手の4番バッターから4者連続で単打を浴びて3点を許した。しかしそこから2者連続三振でそこで止めると、7回は無失点に抑え、最速は151キロを記録したものの、1回2/3を投げて5安打2奪三振1失点という内容だった。
元々は7回1イニングの登板だったが、急な登板となり、「7回にいくぞ、と伝えられていた。準備ができていなかった部分があった。臨機応変さが足りなかった」と反省した。
この日は5球団7人のスカウトが視察した。
東北楽天・愛敬アマチュアスカウトグループマネジャー:「先発より後ろの方が合っている気がする。伸びしろが大きい」
巨人・武田チーフスカウト:「ストレートの力がいい。トップレベル」
阪神・渡辺スカウト:「ボール自体は悪くなかったですし、強さもありました」
小林投手の魅力は球のキレ、しかしこの日は「球速よりもキレがなかったので、粘れる投手になりたい」と話した。高校トップクラスの力は十分にあるが、愛敬スカウトのように後ろで、藤川投手のような火の球を投げるようなイメージもできる。
これから各球団でプロでどのような場面で投げるのが良いのかを話し合い、その中で各球団のポイントにあった投手が選択される。

試合には、5球団7人のスカウトが視察。楽天愛敬アマチュアスカウトグループマネジャーは「先発より後ろの方が合っている気がする。伸びしろが大きい」と素質を評価した。
「7回にいくぞ、と伝えられていた。準備ができていなかった部分があった。臨機応変さが足りなかった」と反省の弁。カットボール、スライダー、チェンジアップの3種類の変化球を使ったものの、投球は直球主体で、その威力あるボールをはじき返された。
巨人などプロ5球団が視察に訪れ、巨人の武田チーフスカウトは「ストレートの力がいい。トップレベル」と評価した。
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