プロ志望高校生合同練習会の東日本会場が東京ドームで開催され、フリー打撃で青藍泰斗の石川慧亮選手が強い打球を見せた。この日はNPB51人、アマチュア9人の合計60人のスカウトが視察した。
スタンドへ2発
石川慧亮選手は、173cmと上背はそれほどないものの、がっしりとした土台がある選手で、ヘッドを利かしたスイングの強さが評価されている。
昨年秋や、今年の夏の独自大会でもスカウトが注目をしているが、この日のプロ志望高校生合同練習会でもその実力を見せた。守備練習ではライトに入り、低く伸びる正確な送球を見せ、バックホームではノーバウンド送球を見せた。またフリー打撃では引っ張りに徹し、レフトスタンドに2本を放り込んだ。
この石川選手にスカウトも評価をしている。
巨人・榑松伸介スカウト次長:「あれだけバットを思いきり振れるのが素晴らしい。肩も強い」
中日・松永編成部長:「スイングスピードがある。体も頑強そうだね」
中日・中田スカウト顧問:「きょうの選手のなかでは一番おもしろかった選手。バットが振れるし体が強い」
広島・苑田スカウト統括部長:「いいリストをしている。インパクトが強く、振れている。」
福岡ソフトバンク・永井編成育成本部長兼スカウト育成部長:「チャンスはある。スイングは速かった」
中日・石川翔投手(2017年ドラフト2位)の弟という事もあり、中日のコメントが多い。
この日の練習後に石川選手は、「自分の力は全部出せました。アピールポイントは強いスイング。早くスカウトの方に見てもらいたいワクワク感があった。」と話し、「これしかないと思い、きょうの日のために夏休みに練習ばかりしていました。打って当然」と強気さも見せた。
肩、打撃は指名のレベルに達していると思う。ただし、同じくらいにランクされる選手は西日本会場でアピールしたおかやま山陽の漁府輝羽選手、左だが広島商の寺本聖一選手など少なくなく、指名が確実とは言えないと思う。
フリー打撃では引っ張っての強い打球のアピールをしたが、今日のシート打撃では逆方向への伸びる当たりなども見せたい。
▽ソフトバンク永井編成育成本部長兼スカウト育成部長(プロ入りの)「チャンスはある。スイングは速かった」
石川について中日・松永幸男編成部部長「スイングスピードがある。体も頑強そうだね」
中日の中田スカウト顧問は「きょうの選手のなかでは一番おもしろかった選手。バットが振れるし体が強い」と話し、巨人の榑松スカウト部次長は「あれだけ振れるのはすばらしい。肩も強い」と評価した。
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