昨秋12試合で31安打、上田西の安打製造機・柳沢樹選手に注目

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上田西の主将・柳沢樹選手は、昨年秋の公式戦12試合で31安打17打点の大活躍を見せており、センバツの注目選手の一人。

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パワーアップ目指す

柳沢樹選手は昨秋、新チームとなってからの公式戦12試合で31安打17打点を記録、打率は.596の大活躍を見せた。特に北信越大会では17打数10安打を打ちまくり、センバツ出場に大きく貢献している。「どんな大会でも打率を残せるのが自分の強み」と話す。

イチロー選手にあこがれて野球を始めた。右利きだったがバットは左打ちにした。高校まで硬式の経験は無く、強豪・上田西では他の選手のプレーや練習量に驚いたものの、黙々と練習をし続け、チームの主軸、そして主将となり、センバツ出場を決めた。

昨年秋の最後の公式戦となる北信越大会決勝では、優勝した敦賀気比に16-5と大敗した。それでも柳沢選手はマルチヒットを記録し、9回には意地の一発を放っている。「戦っていく中で、強豪校の選手とは筋肉の付き方や体のキレが全然違った」と話し、このオフはウエートトレーニングでパワーアップを図る。

上田西のショートを守る。昨年はショートを守った高寺望夢選手が注目され、阪神のドラフト7位で指名されている。打撃の技術もしっかりと持つ柳沢選手も、ショートの動きの良さを見せられれば、ドラフト候補として注目されるだろう。

どのようなプレーをするのか、非常に楽しみ。

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「どんな大会でも打率を残せるのが自分の強み」。その言葉通り、センバツがかかった北信越大会でも3番打者として17打数10安打。決勝では敦賀気比(福井)に大敗したが、「あの負けがあったから浮かれることなく冬場に自分を追い込めた」と悔しさをさらなる成長につなげた。

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