西東京の優勝候補・東海大菅生が、東東京の優勝候補・二松学舎大付と練習試合を行い、エースの145キロ左腕・本田峻也投手が高校初となる完封勝利を挙げた。
4月は完全ノースロー
3月のセンバツではエースとして臨んだものの、中京大中京戦では5回6失点と結果をだせなかった。左肩に違和感があり、その後、5月中旬までノースローを続けた。その後、肩の状態は良くなったものの、投球としての状態は上がって来ておらず、春季大会は2年生の鈴木泰成投手がエース格として登板していた。
この日の二松学舎大付戦で先発した本田投手は、9回を投げて6安打8奪三振で、高校入学後初となる完封勝利を挙げた。しかし、「初回からまっすぐのキレが悪かったので、捕手の福原と相談してスライダーでカウントをとろうと決めました」とまだ本調子ではないと話した。
若林監督も「今日は70点です。残り30点はボールの勢いや高さ、ランナーを出した時の投球だったりが良くなれば」と話し課題を挙げた。
西東京大会は7月4日に開幕し、東海大菅生はシードで16日が初戦となるが、初戦でいきなり国士舘高校との対戦となる可能性が高い。国士舘は4日に調布北、11日に芦花高と試合があり、すでに1勝以上を挙げている相手との対戦となるため、勢いも含めて初戦が大きな山となりそうだ。
本田投手は、「相手はどこであろうと、1勝以上している勢いがあります。受け身になったら負けると思うので、強気でいきたい」と話し、16日に向けて状態を上げていく。

MAX145キロを誇る左腕だが、本調子ではなかった。「初回からまっすぐのキレが悪かったので、捕手の福原と相談してスライダーでカウントをとろうと決めました」と、変化球中心で相手打線を打ち取った。
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