球数制限などもあり、高校野球も今や複数の投手をそろえて大会に臨む事は必要不可欠になってきた。各高校で投手の継投が当たり前に行われ、2人のエース級の投手を2枚看板として売りにするチームもある。
2枚看板
しかし今年の九州国際大付の2枚看板は強力だ。184cm86kgから146キロを投げる山本大揮投手、191cm84kgの身体から152キロを投げる柳川大晟投手が並び立つ。
山本投手はストレートの制球も良く、変化球の制度も高い。今年春の九州大会では2試合に完投して合計1失点、西武や楽天でスカウト部長を務めた楠城監督も「山本に課題は見つからない。ミスター・パーフェクト」と評価する。
柳川投手はスケールの大きさが圧倒的で昨年秋に152キロを記録した。しかし、試合では失点する場面も見られ、制球などの課題でその力を活かしきれていなかった。それでも今年春は宮崎商を相手に8回を投げて8安打を許すも無失点に抑え、少しずつ抑える投球ができるようになっている。
山本投手は「柳川が後ろにいるから、思い切り投げられる」と話し、柳川投手は「山本が良い投球をしたら、すごい刺激になる」と話す。
それでも、この二人がいたとしても、勝ち抜けるかどうかがわからないのが、現在の高校野球で、福岡大会だ。各チームとも他校の分析技術も進み、この二人もすでに分析済みだろう。それでも山本投手は「他校にマークされてもそれを倒さないと甲子園でも勝ち上がれない。」と話す。
「どのチームよりも長い夏にしたい」と山本投手は話した。目標は全国制覇、その実力が備わっている最強の2枚看板だろう。

山本は変化球、直球とも制球力抜群で打者との駆け引きも巧み。今春の九州大会では2試合で完投して計1失点と抜群の安定感を誇る。「山本に課題は見つからない」と楠城監督がうなるほど。まさに「ミスターパーフェクト」だ。身長191センチとスケールの大きな柳川は昨秋の福岡大会でマークした最速152キロの力のある真っすぐが最大の武器。今春の九州大会では、宮崎商の強力打線を相手に8回を投げ、被安打8、無失点に抑えた。
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