早稲田実が国学院久我山に敗れ、5回戦で姿を消した。注目の清宮福太郎選手は、大学進学を表明した。
大学進学
少年野球時代の活躍は、兄・清宮幸太郎選手に近いものがあったが、早稲田実に入学すると清宮福太郎選手は、兄とは違う形となった。
幸太郎選手は1年の春からレギュラーとして出場し、ホームランの量産を始めた。1年夏の甲子園に出場すると2本のホームランを放った。その後もホームランを打ち続け、最終的には111本を記録している。
福太郎選手は1年時はベンチ入りしないこともあり、スタンドで応援をしている姿もあった。その後、レギュラーとして出場するようになると、ホームランも打つものの、それ以外の面でもチームを引っ張っていく姿が目立つ選手となった。
不運もあった。大切な2年生の時期に、新型コロナの影響で春の大会などが中止された。兄と比較される中で、どのような選手になるのか模索する中で、3年間をプレーした。
早実を引っ張ってきた事について、「大変だったと言われれば大変だったけど、自分だけが苦労したということはない」と話した。そして進路について、「大学しか考えていません。プロとかは全然考えていない。」と話す。
早稲田実のメンバーはほとんどが早稲田大に進学し、エースの田和廉投手など、この日までともに努力し、この日、ともに泣いたナインと「もう1回、一緒に野球ができたら」と話した。
清宮幸太郎選手も大学に進学するかどうか、進路で悩んでいた時期があったと記憶している。福太郎選手が早稲田大でどのような選手になるのか注目したい。

「大変だったと言われれば大変だったけど、自分だけが苦労したということはない」と気丈に話した。そして、今後について「大学しか考えていません。プロとかは全然考えていない。(エースの田和らと)もう一回、一緒に野球ができたら」と大学進学を表明。早大進学を目指すことが濃厚となった。
国学院久我山のバント攻撃に守備がかき乱された。6つのスクイズを含む12バント(うち内野安打4本)を決められて10失点。清宮は2本の本塁打が飛び出した5回に三遊間を破るヒットで反撃ムードを高めたが、1安打2四球で、この夏はノーアーチに終わった。進路は「大学しか考えていないというか、プロとかは全然考えていない」と明言。ドラフト7球団競合で日本ハムに1位入団した兄とは違う舞台での出直しを誓った。



コメント