夏の甲子園大会、静岡高校が新田高校に初戦で敗れた。プロ注目のエース・高須大雅投手が進路について話をした。
将来的にはプロで活躍したい
静岡大会でも素晴らしい投球を見せ、甲子園出場を果たしていた静岡・高須大雅投手だったが、この日はストレートの力が静岡大会よりも無かった。2回に3安打を浴びて1失点すると、5回はヒットと連続四球で満塁としながらも抑えたが、6回に2安打を浴びて失点し降板した。
192cmの大型右腕投手で、140キロ中盤の速球を投げる投手としてプロが注目している。しかし、長身投手だけにバランスを取るのがまだ難しかった。この夏に向けて左膝が折れる癖と、インステップを矯正することで制球が安定し、静岡大会で力のある球を投げていたが、その静岡大会の疲労もあってか甲子園では良いストレートが少なかった。
また、新田打線も高須投手を研究し、とにかく粘って気持ち良い投球をさせなかった。それでも高須投手は「甲子園は今までに感じたことがないくらいに投げやすかった」と話した。
将来について聞かれると、「将来的にはプロで活躍したい」と話したが、「夏の大会に集中ということで進路についてはまだ考えてないです。高校でプロ志望届を出すか、大学に行くかはこれから考えます」と話し、進路について明らかにしなかった。
この日はロイヤルズの大屋国際スカウトが視察をしたが、
「テークバックからトップまでの間に右腕を後方に大きく突き出すような投げ方は、一般的な投手よりクセがある。もしかしたらオリックス・山本のフォームを意識して練習しているのだろうか。イチロー選手が活躍し始めたころ、彼をまねて構える子供たちが増えたように、今は山本のやり投げ練習など参考にする投手が多いのかもしれない。身長もまだ伸び続けているだろうし筋力もこれからで、ちょっとバランスを取りづらそうな動きもある。長身投手ではエンゼルス・大谷もそうだったように20代以降に大きく開花すると予感させる。現段階では50%くらいの完成度だろう。しかし伸びしろはとてつもなく感じる。」と話した。
まだ192cmの長身のバランスを取る所まで行っておらず、下半身を中心にさらに一回り大きくなる必要があるが、それができた時にどこまで伸びるのかが非常に楽しみな投手だ。プロ志望届を提出すれば、ドラフト下位、または育成ドラフトでの指名が予想される。あとは高須投手がプロ、大学のどちらで自分が成長すべきかの決断をすることになる。

今後については「夏の大会に集中ということで進路についてはまだ考えてないです」と話すにとどまったが、プロも注目する192センチの大型右腕はまだ成長の途中。この日の悔しさを糧にして、もっともっと大きくなる。
テークバックからトップまでの間に右腕を後方に大きく突き出すような投げ方は、一般的な投手よりクセがある。もしかしたらオリックス・山本のフォームを意識して練習しているのだろうか。イチロー選手が活躍し始めたころ、彼をまねて構える子供たちが増えたように、今は山本のやり投げ練習など参考にする投手が多いのかもしれない。
身長もまだ伸び続けているだろうし筋力もこれからで、ちょっとバランスを取りづらそうな動きもある。長身投手ではエンゼルス・大谷もそうだったように20代以降に大きく開花すると予感させる。


コメント