花巻東の佐々木麟太郎選手が、この日の準々決勝・水沢戦で4回にこの夏の初本塁打を放った。明日23日は盛岡中央の152キロ右腕・齋藤響介投手と対戦する。
西武・渡辺GM「ホームランの数は意識していない」
この日の佐々木麟太郎選手は14−0で迎えた4回1アウト1塁の場面で、カウント2−2からの5球目のカーブを振り抜くと、打球は逆風のライトスタンドへ一直線、中段に飛び込むホームランとなった。これも含めてこの日は4安打を打ち、4強にコマを進めた。
この日は埼玉西武が今年のドラフト候補捕手の田代旭選手などの視察に、渡辺GM、潮崎ディレクター、水沢スカウトの3人で視察をしたが、「我々はホームランの数は意識していない。メディアの皆さんと違ってね」と話したものの、「これまではボールが上がらずにドライブがかかっていた印象。でもボールが上がりさえすればね。逆風だったけど、問題なく入る」と評価した。
また、「野球に対して真面目だし、向上心がある。そういうものがすごく大事。現状にあぐらをかくことなく上を目指している選手は、間違いなく1ランク上の世界でもやれる」と話し、来年のプロ入りに太鼓判を押した。
4安打4打点の活躍を見せた佐々木選手は、ホームランについては「ヒットを目指す延長線上で、打球が伸びてくれた。結果的に入ってくれたことは良かった。少し形が崩れて、泳がされたみたいになりましたが、うまく持っていけたと思います」と話し、「一戦一戦、目の前の相手に集中し、打線をつないでいくことを意識しながら、得点に結びつけていけたら」と話した。
次戦は盛岡中央と対戦する。こちらもプロが注目するエースの齋藤響介投手は最速152キロの速球にスライダー、スプリット、カットボールも切れ味も抜群になっている。23日の対戦が注目される。


この日、西武は渡辺GM、チーム統括部・編成グループの潮崎ディレクター、水沢スカウトの3人で視察。渡辺GMは佐々木の高校通算74号について問われると「我々はホームランの数は意識していない。メディアの皆さんと違ってね」と笑顔を交えながら淡々と語った。
一方で渡辺GMは、4安打を放った佐々木の実力は高く評価しているようだ。「これまではボールが上がらずにドライブがかかっていた印象。でもボールが上がりさえすればね。逆風だったけど、問題なく入る」とたたえた。



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