京都国際高で最速143キロの速球を投げる左腕・杉原望来投手が、176球を投げきって完封勝利を挙げた。この試合には10球団が視察し、横浜DeNAのスカウトが評価している。
ピンチで三振
175cm71kgの左腕で最速143キロの球を投げる。昨年のドラフト会議で横浜DeNAが4位で指名した森下瑠大投手に似ている柔らかいフォームが特徴の左腕・杉原望来投手が好投を見せた。
春季高校野球近畿大会の1回戦、近大付の試合で先発した杉原投手は、初回に1アウト1,2塁、4回に1アウト満塁、そして6回には1アウト1,3塁とピンチを背負う。しかし、その度に気迫のこもった投球を見せ、「いつも三振を狙っています」と9つの三振を奪って切り抜けた。
9回176球を投げて5安打9奪三振6四死球で完封し、「初完封です。相手投手も良い投球をしていて、途中で投手戦になると思ったのでギアを上げました。打たれる気はしなかった。176球、全然、余裕です」と話した。
昨夏の甲子園は背番号18をつけ、エース・森下投手の投球を見つめ、憧れてプロ入りを目指す。この日は10球団のスカウトが視察したが、その森下投手のいる横浜DeNAの吉見スカウトは、「森下のような柔らかさがある。緩急をつけ、角度のあるストレートもチェンジアップの抜けも良い」と評価した。
森下投手の背中を追い、プロ入りを目指す。「ストレートを軸にどんどん押していくDeNAの今永投手のような投手になりたいです」と話す。そのために、「甲子園で1番を取るために、近畿では負けられない」と今大会の優勝に向けてひた走る。

圧巻の投球を、プロ10球団が視察。前チームのエース左腕・森下瑠大が所属するDeNAの吉見スカウトは「森下のような柔らかさがある。緩急をつけ、角度のあるストレートもチェンジアップの抜けも良い」と称賛した。





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