春季高校野球北海道大会では、北海高校の岡田彗斗投手が札幌日大を完封した。エースの控えの147キロ右腕が輝きをみせている。
エース不在
北海高校は、入学時から体の大きさとパワーある球を投げ、エースとして育てられてきた熊谷陽輝投手がおり、4月に行われた侍ジャパンU18代表候補強化合宿には参加できなかったものの、メンバーに選出されている。
その熊谷投手は右肘を痛めており、数日前にブルペン入りしたばかりで、この春はエース抜きで戦っている北海高校だが、さすがに北の雄、新たな新星が登場した。
岡田彗斗投手は178cmの右腕投手で、札幌地区予選の北海学園札幌戦で最速147キロを記録すると、この日の準々決勝の札幌日大戦でも、9回2安打13奪三振で完封し、力で強豪の打線を抑え込んだ。
今後、熊谷投手が復帰してくると、多くのスカウトが視察に来ると思うが、その視察の目当ては熊谷投手だけではなくなりそうで、岡田投手の投球にも注目する事になりそう。
特に北海道は昨年の斉藤優汰投手(苫小牧中央:広島ドラフト1位)、門別啓人投手(東海大札幌:阪神ドラフト2位)、坂本拓己投手(知内:東京ヤクルトドラフト4位)、148キロ右腕の森谷大誠投手(札幌大谷→国学院大)や、2021年の木村大成投手(北海:福岡ソフトバンクドラフト3位)や、大阪桐蔭の松浦慶斗投手(2021年北海道日本ハムドラフト7位)、花咲徳栄の松田和真投手(東洋大)、そしてこの春の関東大会でも投げている健大高崎の1年生で145キロ右腕の石垣元気投手など、多くの好投手が出てきている。
今年も熊谷投手、岡田投手の他に、白樺学園の148キロ右腕・西村昴浩投手、札幌新陽の145キロ右腕・細野龍之介投手などがおり、今後も北海道出身の好投手が注目されて行きそうだ。
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