侍ジャパンU18代表vs大学日本代表との壮行試合では、チームは1-8で大敗したものの、明徳義塾の藤森海斗選手が「2番・左翼手」で出場し、チーム唯一の打点を含むマルチ安打を記録。攻守にわたる活躍で存在感を示した。
大学トップクラスの投手から2安打1打点
藤森海斗選手は、主将の阿部葉太選手と共に、大学トップクラスの投手陣からマルチ安打を記録した。初回1アウトからセンター前ヒットでチャンスメイクをすると、5回には1アウト2塁から再びセンターへはじき返し、チーム唯一の得点となるタイムリーヒットを放った。
この壮行試合でのマルチ安打は、2015年の平沢大河選手、2018年の小園海斗選手、根尾昂選手、2019年の石川昂弥選手など、後にドラフト1位でプロ入りした選手ばかりで、藤森選手もそれらの選手に肩を並べた。
大学代表監督も打撃を絶賛「非常に捉える」
この活躍には、対戦した大学日本代表の指揮官からも称賛の声が上がった。
大学日本代表・堀井哲也監督:「(阿部選手、奥村凌選手と共に)この3人は非常に捉えるなという印象」
また、藤森選手はこれまでの練習試合で捕手や一塁手、外野の複数ポジションをこなし、この日も最後にマスクを被り、石垣元気選手の球を受けた。その高いユーティリティ性も魅力の一つで攻守にわたってチームに貢献できる万能プレーヤーとして、W杯本戦での活躍が期待される。
明徳義塾出身者
前回の2023年にW杯では、寺地隆成選手が木製バットで活躍をしており、ドラフト5位で千葉ロッテに入団すると、高校卒2年目の今年にはもう主力クラスの打者として活躍を見せている。
また、昨年のドラフト会議で巨人に育成ドラフト6位で指名された竹下徠空選手は、3軍で10本塁打を放つなどその力を見せており、木製バットでのプロ野球への対応力の高さが認められている。
藤森選手も木製バットで大学のトップクラスの選手から2安打を放ち、唯一の打点も挙げた。信頼の明徳ブランドで先輩に続いていくかが注目される。
藤森 海斗(ふじもり かいと) プロフィール
- 所属:明徳義塾高校(3年)
- ポジション:捕手、外野手
- 主な特徴や実績:U-18日本代表。大学日本代表との壮行試合でチーム唯一の打点を含む2安打を記録。捕手もこなすユーティリティプレイヤーとして高い評価を受ける。






コメント