プロ野球開幕、ルーキーがプロ初出場し活躍も

井上晴哉, 小林誠司, 三上朋也, 梅野隆太郎, 東明大貴, 岡大海, 西浦直亨, 吉田裕太, 平田真吾

 プロ野球が開幕した。スタメンでは千葉ロッテのドラフト5位・井上晴哉選手が4番指名打者で、東京ヤクルト・西浦直亨選手が8番遊撃手で出場し、西浦直亨選手がプロ初打席の初球でホームランを放った。

 

スタメンの二人

 スタメンに名前を載せた二人、千葉ロッテの井上晴哉選手は、3番・井口、5番・角中に挟まれ4番に入った。結果は4打数ノーヒットも、4回は死球で出塁すると2点を奪う攻撃に繋がり1得点を記録した。

 アマチュアではナイターという機会は少ない。井上選手も前日は4時まで起きてから寝るようにし、夜の試合にあわせたが、調子はイマイチだったようだ。いろんな事でプロの洗礼というものはある。

 一方、東京ヤクルトの西浦直亨選手は初戦でドデカイ仕事をやってのけた。初回、横浜DeNAの2年目で一昨年までエースと4番として法政大で戦ってきた三嶋一輝投手が制球を乱し、4点を失ってなおもランナーが2人ためた場面で西浦選手に打席が回ってくる。

 前日にLINEで「打つなよ」と言われた三嶋投手に対して、初球から振りぬくと、レフトスタンド最前列に飛び込む3ランホームラン、プロ初打席で初球をホームランする史上初を記録した。東京六大学で戦ってきた神宮球場での活躍は、変わったのはユニフォームと戦っている時間帯だけか。動じる事が少ないというルーキーは、東京ヤクルトの中心選手になるだろう。

 

その他の出場選手

 北海道日本ハムのドラフト3位・岡大海選手は延長10回に代走で出塁すると延長12回には初打席に立った。オリックスもドラフト2位の東明大貴投手をマウンドに送りルーキー同士の対戦となる。結果は岡選手がライト前にヒットを放ち、サヨナラにはならなかったがチャンスを広げると、次の小谷野選手がサヨナラヒットを放ち勝利に大きく貢献した。

 東明投手は敗戦投手にはならなかったが、リリーフとして勢いのついた相手に2安打を許して悔しさを味わった。今後リリーフとして活躍するために経験しなければならない悔しさだろう。

 横浜DeNAは法政大出身の2年目・三嶋一輝投手が2回でノックアウトされると、3回からは法政大の先輩でJX-ENEOS出身のドラフト4位・三上朋也投手がマウンドに登り、3イニングを1安打4奪三振と好投を見せた。久々の神宮に「緊張しなかった」と話した。またドラフト2位の平田真吾投手も8回に登板するとヒットを許したものの落ち着いて後続を打ち取り6球で終わらせた。

 

注目の捕手陣も1軍を経験

 巨人のドラフト1位・小林誠司捕手は9回に捕手としてプロ初出場した。また阪神もドラフト4位の梅野隆太郎選手が7回に代打で出場しそのままマスクを被った。2打席でノーヒットだったがプロ初出場を果たしている。

 千葉ロッテの吉田裕太捕手も試合終盤にマスクを被り、1打数ノーヒット。

 

  134キロの真ん中に甘く入ったカットボールに体が自然に反応した。「チャンスだったので積極的にいこうと決めてました。打った瞬間、入ると思った」。大学時代から慣れ親しんだ神宮での一発。法大時代には通算6本塁打をマーク。4年春にはリーグトップの3本塁打で、本塁打王に輝いている。初回一挙7点の猛攻を、ルーキーが派手に締めくくった。

 法大の1年先輩・三嶋からのメモリアル弾だ。開幕前日(27日)、無料通信メール・アプリのLINEで「明日はお願いします」と連絡を取った。戻ってきた返事は「打つなよ」。「三嶋さんを打つのは、10年早いですよね」と返したというが、試合前、報道陣に本音を聞かれると「う~ん」と苦笑い。「三嶋さんとは、けっこうタメ口でしゃべっている。あんまり先輩とは思えないくらい仲がいい。自信はなかったが、打ってやるという強い気持ちだった」と話した。

 「自信はなかったけど、打ってやるという気持ちでした。夢のよう。本当に自分がやったんだと、うれしいです」。

 大学時代から慣れ親しんだ神宮のダイヤモンドを気持ち良さそうに一周した。ルーキーの開幕戦初打席初本塁打は、1950年の毎日(現ロッテ)・戸倉以来、64年ぶり。だが、初球となると史上初の快挙だ。

 ドラフト2位で法大から入団。打った相手はよく知る顔だった。大学の1学年上・三嶋。「あまり先輩という感じがしなかったんです。ため口で話していたくらいで」と話すほどプライベートでも親交が深く、前夜、無料通信アプリ「LINE」で「あしたお願いします」と送ると「打つなよ」と返信が来た。「三嶋さんから打つのは10年早いですよ」と返したが、プロ初打席で歴史に名を残す一発を刻んだ。これには小川監督も「本当にビックリ」と手放しで喜んだ。


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