侍ジャパン21U代表、韓国に勝利し決勝進出決める

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 IBAF21Uワールドカップの2次ラウンドを戦う侍ジャパン21U代表は、この日韓国と対戦し、1-0で勝利した。北海道日本ハムで今年8勝を挙げた上沢直之投手が7回を5安打12奪三振で無失点に抑える好投を見せた。

国際大会の舞台

 北海道日本ハムの上沢直之投手は専大松戸高校からドラフト6位でプロ入りしている。甲子園など全国大会の経験は無く、代表の経験もこれが始めてだが、この日は韓国との試合でピリピリとした試合を経験し、国際大会の魅力にはまったようだ。

 2回には1アウト満塁のピンチを背負うも抑えると、3回には三者連続三振、7回を投げて5安打12奪三振無失点と好投を見せたが、1点も与えられないしびれた試合となった。

 侍ジャパンは16日の決勝戦に進出を決め台湾と世界一をかけて戦う。上沢投手は試合後「投げさせてもらえるなら投げたい。自分の仕事をしたい。野球人生において意味のある試合になる」と話した。21Uとはいえ世界一を決める試合となる。侍ジャパンのユニフォームを着て優勝できれば、非常に大きな経験となる。

 

東洋大・笹川選手が1番起用もノーヒット

 またこの日は1番バッターに東洋大の笹川晃平選手が起用された。ノーヒットに終わったものの大事な試合でも1番起用に平田監督の度量を見た感じもした。

 プロ、アマの混成チームだが同じ目線で選手を起用する。期待にこたえられなかったものの、屈指の外野守備を誇る笹川選手にとって非常に大きな経験となったと思う。

 ライバルの韓国を力でねじ伏せた。エースナンバーの18を背負う上沢は7回を投げ、毎回の12奪三振。1メートル87の長身を生かした角度のある直球を主体に、3回には3者連続三振を奪った。

 エースの器はマウンド上だけではない。侍ジャパンの巨人・豊田清投手コーチは「試合前の練習後にはマウンドに必ず行き、傾斜を確かめてシャドーピッチングをする。登板日を逆算した上で、しっかり練習する姿が、アマ選手たちの模範になっている」。プロアマの混成で戦っている今大会。日本のチーム力の底上げにもひと役買っている。

 日本は2位以内が確定。15日の台湾戦の勝敗にかかわらず、16日の決勝進出が決まった。「僕の野球人生において、いい経験にしたい」と上沢。世代の“世界一”まで、あとわずかに迫った。

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