JR東日本の150キロ左腕・山田龍聖投手がオープン戦で4回ノーヒット、「上のステージでやってみたいけど」

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150キロ左腕で急激に注目度が増しているJR東日本・山田龍聖投手が、ENEOSとのオープン戦で4回をノーヒットに抑える好投をみせた。

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ノーアウト満塁から登板

山田龍聖投手はこの日、4回ノーアウト満塁の場面で登板すると、このピンチを無失点に抑えた。その後も145キロの速球を軸に7回までの4イニングをノーヒット、12人で抑えた。「ストレートが良かった。チェンジアップも切れていたと思います」と話した。

山田投手は高岡商時代に、夏の甲子園で大阪桐蔭と対戦、1−3で敗れたものの、根尾選手、藤原選手などの打線から11三振を奪い、その力をみせていた。高校時代はキレの良いストレートとスライダーを投げる左腕投手だったが、JR東日本では体作りにより球速がアップし、今年4月の日立市長杯で最速150キロを記録した。

根尾選手、藤原選手などが活躍をするプロ野球について、「同期生の活躍は刺激になるし、自分も上のステージでやってみたいけど」と話すが、「去年はチームで活躍できなかった。今年の目標は都市対抗で優勝すること。少しでもチームに貢献したい」と話し、プロ志望の気持ちはあるものの、チームに恩返しをすることが優先とした。

昨年、今年と投球を見たが、コントロールにばらつきがあり、高校時代よりも粗さが目立つ印象だった。それでも球威は十分で、荒れた球が逆に恐怖心を感じさせていた。現時点では短いイニングを投げる感じだが、それでもノーアウト満塁から抑えきるなど、制球も四球を連発するということはない。

都市対抗予選での投球には大勢のスカウトが視察に訪れると思うが、これから制球や変化球など、試合を支配するための投球を身につけて行き、長いイニングを投げられるようにしたい。

ドラフト会議ではプロ入りを志望すれば、貴重な速球派左腕ということもあり、ドラフト3位前後で指名がありそう。都市対抗予選のピッチング次第では、昨年に埼玉西武にドラフト2位で指名されたNTT東日本・佐々木健投手以上の評価となり、2位での指名に繰り上がってくるかもしれない。

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 18年夏の甲子園に富山・高岡商のエースとして出場。3回戦で大阪桐蔭に1―3で敗れたが、根尾(中日)藤原(ロッテ)らを擁する強力打線から11三振を奪った。

 「同期生の活躍は刺激になるし、自分の上(プロ)のステージでやってみたいけど…」と心情を明かしつつ「去年はチームで活躍できなかった。今年の目標は都市対抗で優勝すること。少しでもチームに貢献したい」と11月末の東京ドーム決戦へ意気込んでいた。

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