社会人野球の東京スポニチ大会は準決勝、決勝が行われ、東芝が優勝した。準決勝でも抑えで1回を投げた吉村貢司郎投手が4時間後の決勝戦でも先発し、9回6安打10奪三振で完封勝利を挙げ、MVPに輝いた。
4時間後
延長戦となったこの日の1試合目の準決勝・ENEOS戦で10回1アウト2塁のピンチに登板した吉村貢司郎投手は、148キロの速球を武器に2つのアウトをとり、リリーフに成功し決勝進出を決めた。
そして約4時間後の決勝戦では何食わぬ顔で先発のマウンドに立つと、140キロ中盤のストレートにカットボール、スプリットなどの変化球を低めに集め、JR九州打線を完全に支配した。9回を投げて6安打10奪三振で完封、140キロのVランとなる投球だった。
今大会は予選リーグの初戦でも勝利し2勝を挙げた。昨年のドラフト会議ではドラフト上位指名候補に名前が挙がっていたが指名漏れとなった。「今日はストレートで空振りが取れました。」と話す吉村投手、昨年秋に足を振り子のように上げるフォームに変えてから球速が常時140キロ中盤から後半を記録するようになり、「昨年の秋からずっといい」と話す。
平馬監督が「昨年は好不調の波が大きかったが、エースとして活躍してほしい」と話すように、今年は1年間を通じて好投が期待される。「一つ一つ積み上げてきた結果。今後も変わらずにやっていきたい」と話し、「うれしい気持ちもありますが、ここからが始まりなので気を引き締めたいです」と話した。
今大会のこの圧倒的な投球は、非常に大きいものとなりそうだ。
この日も複数の球団のスカウトが視察をしていたが、巨人の水野スカウト部長と阪神の畑山統括スカウトが評価をしている。
巨人・水野スカウト部長:「球に力がある。これからも見続けたい投手」
阪神・畑山統括スカウト:「前より違った感じで楽しみ」
秋までこの評価で走り続けられれば、ドラフト上位での指名は確実となる。


2回までに6点の大量援護。JR九州打線を相手に140キロ台中盤の直球、カットボールなどの変化球を低めに集める丁寧な投球を続けた。6安打で三塁を踏ませず、2桁10奪三振でスコアボードに「0」を9つ並べた。準決勝の救援登板と合わせてこの日140球を投げて今大会2勝、防御率1・06でMVPも獲得。「一つ一つ積み上げてきた結果。今後も変わらずにやっていきたい」と笑った。

一塁方向に足を蹴り出す独特のフォームから、この日最速148キロの直球とフォーク、カーブを織り交ぜ相手打線を封じ込んだ。この日の午前中から行われた準決勝でも抑えとして登板。“中4時間での連投”となったが「特に意識はしませんでした」とさらりと言ってのけた。
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