【ドラフト直前】2023年社会人ドラフト候補の変遷と指名予想~野手編~

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2023年に注目された社会人野手の、今年1年間の評価の変遷と、ドラフト指名予想をしてみます。

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社会人野手のドラフト上位候補

 選手名大学投打特徴評価1月
度会隆輝ENEOS右左183/83AA

度会隆輝選手は昨年夏の都市対抗本戦で4本塁打を放ち、その爆発力と勝負強さを高く評価され、今年は投手からドラフト1位指名候補として注目された。今年も各大会などで61打数20安打で打率.328で2本塁打を放っているが、都市対抗本戦では昨年のような活躍ができずに涙を流した。

それでも横浜DeNA主力との対戦では強い打球を左右に飛ばし、また横浜高校1年時のような毎試合ヒットをうち続けるような打撃もできる選手で、基本的にアベレージ型で一発長打がある選手として見ていくほうが良いと思う。

そしてもう一つの特徴はそのプレースタイルで、チームを盛り上げる感情的な部分があり、インタビューでもどんな事をいうのかワクワクさせられるような所がある。ファンにも好かれ、そしてチームを盛り上げて勝ちに結びつけるようなもう一つの特徴が、度会選手にはある。ドラフト会議では1位で指名されそうで、単独1位指名から外れ1位までの範囲で指名されると思う。

その他にドラフト会議で指名が予想される社会人野手

選手名学校投打特徴評価1月
津田啓史三菱重工East右右180/77B 
南木寿也JR北海道クラブ右右180/90B- 
揚村彰斗日本製鉄鹿島右右176/75B- 
大友宗日本通運右右181/88B- 
藤野隼大Honda右右181/84B- 
植田響介ENEOS右右180/80B- 
城野達哉西濃運輸右左177/84B- 
久保田拓真パナソニック右右183/98B- 
野口海音大阪ガス右右171/80B- 
拾尾昌哉三菱重工West右右178/97B- 
大西蓮JR東日本東北右右184/88B- 
木村翔大日本通運右右179/69B- 
峯村貴希Honda右左187/86B- 
杉崎成輝JR東日本右左175/73B- 
中山遥斗三菱重工East右右183/70B- 
丸山壮史ENEOS右左179/83B- 
津田将治バイタルネット右右 B- 
中川拓紀Honda鈴鹿右左180/71B- 
相羽寛太ヤマハ右右178/76B- 
橋本和樹日本新薬右右177/80B- 
泉口友汰NTT西日本右左177/73B- 
前川夏輝JR西日本右右178/83B- 
北畠栞人TDK右右166/68B- 
齋田海斗TDK右左180/80B- 
野村工鷺宮製作所右右175/84B- 
関龍摩JFE東日本右右181/80B- 
山城響JFE東日本右左179/77B- 
山内慧JR東日本右右182/74B- 
瀧澤虎太朗ENEOS右左180/75B- 
小川晃太朗Honda鈴鹿右右180/72B- 
山本ダンテ武蔵パナソニック右右174/93B- 
三宅浩史郎パナソニック右左178/78B- 
若林将平日本新薬右右180/86B- 
橋本典之大阪ガス左左166/75B- 
三井健右大阪ガス右左187/80B- 
藤井健平NTT西日本左左172/68B- 
串畑勇誠NTT西日本右右183/72B- 
山本卓弥Honda熊本右左185/85B- 

津田啓史選手は高校卒3年目の内野手で、横浜高校時に度会選手と二遊間を組んでいた。今年に関しては66打数11安打で打率は1割台、1本塁打を放っており、19試合で5盗塁という成績だけではパットしないが、強肩のショートで50m5秒台の俊足という素質を評価され、ドラフトが近づいてきた秋に名前が聞かれるようになってきた。ショートを守るだけならもっと上手い選手はいるが、プロ側が求めるのは攻撃でも貢献できる遊撃手ということで、注目度が高まっているものと見られる。

B-ランクの捕手では軽いスイングで柵越え弾を放つ南木寿也選手と拾尾昌哉選手、5打席連続ホームランを放った城野達哉選手、そして大学時からその強打が評価されている久保田拓真選手や藤野隼大選手、大友宗選手、植田響介選手などが、まずは打撃を評価した上で、プロでもやっていける肩の強さを持っているということになりそうで、特に植田選手は高い打率をマークするようになり打撃が良くなっている。

B-ランクの内野手では、二遊間の守備の評価でいくと、杉崎成輝選手、中川拓紀選手、相羽寛太選手などがプロでもしっかりとショートを守れると思う。杉崎選手は不動の3番二塁手で、強い打球とスピードで攻撃でも貢献できそう。中川選手、相羽選手は1番か下位を打っている状態で、プロで活躍し続けるには打撃をどこまで伸ばせるかとなる。

打撃を求める二遊間タイプだと、木村翔大選手、峯村貴希選手、津田将治選手、泉口友汰選手が挙げられる。泉口選手は3番などを打ちホームランも打てる長打力がある。木村選手、峯村選手、津田選手は下位の打順を打つが、ショートを守りながら安打を打てる選手だ。

そして一塁、三塁の打撃タイプだと、大西蓮選手、中山遥斗選手、丸山壮史選手、橋本和樹選手、前川夏輝選手を挙げる。大西選手は大型の一塁手で長打を打つよりは安打を重ねるタイプ、丸山選手は打席での迫力があり、ホームランを打つタイプの選手。中山選手、橋本選手は共にサードや一塁で出場し、ヒットを打てる選手で中山のほうが長打があり、橋本選手はアベレージタイプ。そして前川選手は高校卒4年目で、大学生と同じ世代。高校時から長打力が評価されており、社会人野球でも今年もホームランを放ち、その素質を見せている。

B-ランクの外野手では、野村工選手、山内慧選手、山城響選手、山本ダンテ武蔵選手、三宅浩史郎選手、若林将平選手が一発のある選手で、山内選手は高校時は投手として甲子園に出場していたが、スラッガーとしての能力が開花し今年指名解禁となった。野村選手は昨年にホームランを量産したが指名漏れ、今年もしっかりとホームランを打てており、プロ入りが期待される。

山城選手は大学時から長打力に注目され、今年指名解禁で、都市対抗予選で2本塁打、本戦でも2本塁打と大舞台で活躍を見せた。山本ダンテ選手も高校、大学でスラッガーとして注目され、都市対抗予選で2本塁打、そして本戦での一発は印象に残る当たりだった。三宅選手は今年春先にホームランを量産している。若林選手も高校・大学で注目されており、今年は春の岡山大会で3本を放ったが、その後は出場が減り、都市対抗本戦では代打で出場し2打数ノーヒットだった。

齋田海斗選手は3年目の選手で、今年は大会でやや波もあったが、9月の日本選手権予選では13打数6安打と好調だった。瀧澤虎太朗選手、ENEOSいの1番や4番を打ち、毎試合1安打はコンスタントに打つような活躍を見せる。肩や足もある。小川晃太朗選手は50m5秒台の俊足でアピールできる選手だが、今年は打撃で苦しみ足でアピールができなかった。アベレージタイプでは橋本典之選手が今年は良かった。都市対抗予選でも打率.368、本戦でも3打数1安打で、今年はどの大会でも3割以上を打った。

三井健右選手は4月の京都大会で2本塁打を放つも、高い打率を残すタイプで、都市対抗本戦では4打数3安打を記録した。藤井健平選手は大学卒4年目になるが、強肩はプロも一目置く存在で毎年ドラフト候補に挙がる。今年も打撃ではやや苦しんでいる。北畠栞人選手も不動の1番センターで4年目だが、高い打撃技術に一発もある選手で活躍を続けた。串畑勇誠選手は大学卒3年目で、打撃では結果を残せなかったが、鋭い盗塁を何度も記録し、スピードでアピールをした。

関龍摩選手は大学時代にプロが注目した選手で今年3年目、DHで出場をしているが期待通りとは行かなかった。それでも高いポテンシャルがある選手で、育成ドラフトが可能であればという所もある。

そして山本卓弥選手。今年大学卒4年目になるが、その打撃は社会人の中でトップを走り続けている。今年も都市対抗本戦で1本、日本選手権九州地区予選で2本塁打を放ち、どの大会でも高い打率を残しており、Honda熊本が強豪として君臨しているのには、山本選手の存在が大きい。広島で末包選手が活躍しているのであれば、山本選手も活躍するのではないかと思う。

指名順位予想

最後に2022年のドラフト指名と比較して、2023年の指名順位を予想してみる

順位2022年2023年予想
1~2位 度会隆輝・外・ENEOS(1位予想)
3~4位 津田啓史・内・三菱重工East
5位以下平良竜哉・内・NTT西日本(5位)
児玉亮涼・内・大阪ガス(6位)
福永裕基・内・日本新薬(7位)
城野達哉・捕・西濃運輸
久保田拓真・捕・パナソニック
杉崎成輝・内・JR東日本
泉口友汰・内・NTT西日本
前川夏輝・内・JR西日本
丸山壮史・内・ENEOS
野村工・外・鷺宮製作所
山城響・外・JFE東日本
山内慧・外・JR東日本
山本ダンテ武蔵・外・パナソニック
三宅浩史郎・外・パナソニック
橋本典之・外・大阪ガス
山本卓弥・外・Honda熊本
育成  
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