法政大はJR東日本東北とオープン戦を行い、畔上翔選手が3安打を放つ活躍を見せた。
プロに行けるか
この日は3番ライトで出場すると、センター、ライト、レフトにそれぞれヒットを放ち、3安打を記録した。「昨日まで力が入り過ぎていたので力を抜いた」と話し、「久しぶりにマルチヒットを打てて良かった」とマルチヒットが久しぶりだった事を話した。
畔上翔選手は日大三時代に主将で全国制覇し、大学でも昨年は春・秋共に規定打席に達して打率.333を記録し、今年は主将にも指名された。21U代表でも出場するなど実績は本当に豊富だ。
日大三の優勝メンバーは大学で活躍してプロへ行こうと誓い合い、横尾俊建選手は慶大、高山俊選手は明大、吉永健太朗投手は早大に進んだ。畔上選手も今年プロ入りできなければ「野球を辞める覚悟」とまで話している。
現状
100安打を記録し足も長打力もある高山俊選手は高校時代から3拍子揃った選手として評価されており、プロ志望すればドラフトで指名されていたであろう選手だった。吉永投手もドラフト1位指名もあったかもしれない高校時代の実績があり、故障中ながらもプロはその素質を見て注目している。粗さのある打撃と守備だった横尾選手も、大学時代には長打力といった特徴が徐々に見せられるようになり、可能性を感じさせる選手になってきた。
その中で、畔上選手については、肩も足も打撃もある選手だが、一番の特徴はというと「リーダーシップ」という答え方になってしまう。3拍子揃った選手ともまだ言えない所がある。本来ならば社会人まで見たい選手なのだが、今年指名されなければ野球を辞める覚悟を口にする畔上選手、それならば、今年はかなりの結果を見せなければならない。
それがホームランなのか、ヒット数なのか、または足や守備、肩なのかは分からないが、どれかで自分がこういう選手というものをスカウトに見せつける必要がある。
現状から言えば、指名があったとしても5位以降という感じがする。リーダーシップや実績を買って指名する球団があるかどうかという所だと思う。この順位をこの1年間でどこまで上げるのか、どんな特徴で上げるのか、期待と注目をしたい。
中、右、左と3方向へ単打を打ち分け「昨日まで力が入り過ぎていたので、力を抜いた。久しぶりにマルチヒットが打てて良かった」と振り返った。
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