早稲田大・丸子達也選手が値千金3ベースヒット、専修大・秦匠太朗選手ホームランも敗戦

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 東京六大学の早稲田大と東都大学リーグの専修大が準々決勝で対戦した。同点で迎えた8回に早稲田大・丸子達也選手が値千金の2点タイムリー3ベースヒットを放ち、専修大を下した。

退寮

 丸子達也選手は広陵高校時代に46本塁打を放ち、スラッガー候補として期待されていた。1年時の大学野球選手権でも吉永健太朗投手と共に1年生でベンチ入りしているが、その時は1打席で1三振に終わっている。

 しかしその後、長打を意識しすぎて成績が残せず、中心メンバーしか入れない寮からも退出させられるなど苦しみを味わった。そして今年、高橋広監督に逆方向への打撃を意識するように指導されると、リーグ戦で打率.438で首位打者になり、持っている素質の高さを再び示した。

 そしてこの日は、2-2の同点で迎えた8回2アウト1,3塁の場面で打席を迎えると、専修大2年で侍ジャパン大学代表にも選出されているアンダースローの高橋礼投手と対戦し、甘くなった直球をとらえると打球は右中間を破り、2点タイムリー3ベースヒットとなった。

 「走者を還すのが4番の役割」と話し、長打力よりもチームの4番としての役割を果たす丸子選手、大学の最終学年で華々しい活躍を見せ、今後の野球人生が大きく花開いたのではないかと思う。ドラフト候補ではあるが、今季だけの活躍はでは難しい。しかし開眼した打撃を続けることができれば、社会人などを経由してプロ入りすることになりそうだ。

 

1年生スラッガーは

 専修大は二松学舎大付時代に58本塁打を記録した秦匠太朗選手が、4回に大学の公式戦初本塁打となる2ランホームランを放った。同じ1年生の小島和哉選手からの、同点に追いつく貴重なホームランだった。

 まだ怖いもの知らずで戦う1年生だが、これから丸子選手のように大学野球の怖さも感じる事になると思う。そこで這い上がって成長することで、磨かれたスラッガーになれる。その這い上がる時に、この1年生で放ったホームランは、自信としての大きな宝となりそうだ。

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広陵(広島)では通算46本塁打を放った左の大砲も大学では壁にぶつかった。1年時からベンチ入りしたが、3年間でわずか2安打。2年時にはベンチ入りメンバーが中心で暮らす寮から出された。一人暮らしをしながら「4年になって絶対に見返してやると思っていた」と誓った。週に3度のペースで筋力トレーニングをこなし、打撃練習では逆方向を意識した。今春リーグ戦では打率・438で首位打者を獲得するまでになった。

3年前からの成長を証明する打球が、右中間を切り裂いた。同点の八回2死一、三塁。早大・丸子は、狙っていた直球をコンパクトに振り抜いた。「走者がいたら、確実にかえすのが4番。役割を果たせた」。決勝の2点適時三塁打で勝利をもたらし、心地よさそうに汗をしたたらせた。

広島・広陵高では通算46発のプロ注目スラッガー。入学後は長打を求めるあまり、スイングの安定性に欠けた。3年生までリーグ戦は代打のみで通算2安打。2年夏に合宿所からの退寮を命じられ、練習場近くに一人暮らし中だ。

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