東都大学リーグは、東洋大とのカードで勝ち点を挙げれば優勝の国学院大が8回まで1-0とリードしていたが、9回に東洋大が2者連続ホームランで逆転し、優勝王手を阻止した。
飯田晴海投手が踏ん張り、2者連続弾で逆転
東洋大はエースでプロ注目投手の飯田晴海投手が先発すると、2回にソロホームランで1失点したが、9回を4安打6奪三振無四球で完投し、高校時代から特徴の制球力を見せた。これで3試合連続完投で今季3勝目。
それでも東洋大は0-1と劣勢で9回2アウトまで追い込まれたが、そこから3番・田中将也選手がホームラン、そして4番で3年生の中川圭太選手が連続ホームラン。2-1と逆転した。勝てば優勝に王手をかける国学院大にまずは先勝した。
中川投手はPL学園出身で、高校時代は通算29本塁打を記録していた。高校時代も注目されていたが、大学でも日本代表候補に入っており、今春はこれで3本塁打と持ち前の長打力を見せている。今年の活躍によって来年は注目選手になる可能性もある。
優勝の可能性を残した東洋大、戦国東都の火は簡単には消さない。
PL学園出身で「今岡2世」と呼ばれる中川は、今夏のユニバーシアード(台湾)の大学日本代表候補。だが、高橋昭雄監督からは「打たないと代表は辞退だ」と奮起を期待されていた。それが今春3本塁打の活躍だ。これには指揮官も「代表は当確かな」と称え、中川は「また気持ちを引き締めてやりたい」と2戦目を見据えた。
プロ注目の右腕、飯田晴海投手(4年)が3試合連続完投で3勝目。
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