東洋大・上茶谷大河投手が完封、阪神・ロッテ・DeNA・ヤクルトなど9球団視察

東洋大, 上茶谷大河

東洋大のドラフト1位候補・上茶谷大河投手が、この日の東都リーグ・中央大戦で完封勝利を挙げた。プロ志望届提出後の初の登板で、視察に訪れた9球団のスカウトに大きなアピールを見せた。

調子が悪い中で完封

登板前の状態について、「試合前は正直、調子が悪いなと思っていた。」と話した上茶谷大河投手だったが、「いい時はフィニッシュで右足が左足の前にいく感じだったじゃないか」と監督に指摘されると、2回からフォームを修正して投げた。すると、「2回から打者が後ろにファウルを飛ばしていた。直球の球持ちも良く、しっくりきた。好調時に近づいている」というように、春の良かったときの状態を取り戻した。

球速は最速で147キロだったが、この秋から本格的に投げ始めているカットボールを織り交ぜ、許した安打は4本のみ、内野ゴロを15個打たせる投球で完封した。春は1試合20個の三振を奪う投球だったが、「直球も変化も低めに集めた。内野ゴロが結構多かったのが良かった」と、打たせて取る技術も身につけた。

杉本監督は、「上茶谷は真っすぐが来ていなくてブルペンは最悪だったが、自分で修正ポイントが分かる。」と話し、「器用な投手ですごい投手。監督いらずですよ。」と話した。アドバイスを受け、それをすぐに投球に反映させるのは、自分の体やフォームを良く知っているという事で、これは非常に難しい、高い技術と言える。今後、プロでも不調時に素早く修正できたり、これからさらに成長する時に、フォームを見失ったりという事が少ない投手になるだろう。

9球団スカウト注目

プロ志望届を提出後に初登板となったこの日、阪神・千葉ロッテ・横浜DeNA・東京ヤクルトなど9球団のスカウトが視察に訪れた。

〇横浜DeNA・吉田スカウト部長:「足の上げ方などを考えているのが分かる。前回とは違うし、良い時に戻りつつある。ドラフトの目玉に変わりはないよ」

〇横浜DeNA・武居スカウト:「重心の移動がスムーズ。直球も変化球もキレがある」

〇東京ヤクルト・橿渕聡スカウト:「春よりも力みが消えて、球質も良くなった。即戦力で、将来はローテーションの軸になれる」

〇千葉ロッテ・永野チーフスカウト:「配球を考えたかな。賢い」

プロは即戦力として、来年から先発ローテーションで投げる姿を描いた。上茶谷投手はドラフトに向け「上位で選ばれればうれしい」と話した。

おそらく、どこかの球団が単独1位指名を狙ってくるのではないかとみられる。

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「ニュー上茶谷」だ。最後の打者を143キロの直球で見逃し三振に切り、スコアボードに0を9個並べた。「調子が悪い中で野手に助けられて完封できたのは良かった」。今秋本格的に使い始めたカットボールを有効的に使い、4安打1四球で完封した。三振はわずか5つ。今春、東都リーグで20奪三振の新記録を樹立した「ドクターK」はこの日、打たせて取った。最速は147キロも、直球に手応えが感じられず「直球も変化も低めに集めた。内野ゴロが結構多かったのが良かった」と15の内野ゴロを重ね、自身2度目の完封をやってのけた。
DeNA吉田スカウト部長は「足の上げ方などを考えているのが分かる。前回とは違うし、良い時に戻りつつある。ドラフトの目玉に変わりはないよ」と、エースとしての姿を評価した。

ヤクルト・橿渕聡スカウトは「春よりも力みが消えて、球質も良くなった」と評価。上茶谷はドラフトに向け「上位で選ばれればうれしい」と話した。

「正直、調子が悪いなと思っていた。『いい時はフィニッシュで右足が左足の前にいく感じだったじゃないか』と(杉本)監督にいわれ修正。二回からフォームがしっくりきて、球持ちも良くなった」。この日最速の147キロの真っすぐとカットボールなどを低めに集め、15個の内野ゴロを打たせ三塁を踏ませなかった。
ネット裏では、ヤクルト・橿渕スカウトグループデスクが「即戦力で、将来はローテーションの軸になれる」と評価するなど、プロ8球団のスカウトが熱視線を送った。

視察したDeNA・武居スカウトは「(投球フォームの)重心の移動がスムーズ。直球も変化球もキレがある」と称賛。杉本泰彦監督(59)は、思うように三振が奪えなくても15個の内野ゴロを打たせた内容を「修正する力がすごい。器用なピッチャー」と評価。今春からめきめきと頭角を現したエースをたたえた。

この日は阪神など7球団が視察。ロッテ・永野チーフスカウトが「配球を考えたかな。賢い」と投球術を認めるようにプロの評価は不変だ。杉本泰彦監督(59)も「修正ポイントもわかっている。すごいピッチャーだな」と舌を巻いた。「いいときに近づいてきた」と上茶谷。復調気配のエースがチームを4連覇へと導く。


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