大商大・小野寺暖選手が起死回生の同点2ラン、悩んだ末にプロ志望届提出

大阪商業大, 小野寺暖

大商大はこの日、プロ注目の外野手・小野寺暖選手が1-3と劣勢の8回に、起死回生の同点2ランホームランを放ち、その後、タイブレークで勝利してリーグ連勝記録を23に伸ばした。

悩みに悩んでプロ志望届提出

小野寺暖選手は176cmの右打ちの外野手で、これまでリーグ通算5本塁打、昨年春と今年春にMVPに輝くなど関西六大学を代表するスラッガーとしてプロも注目をしている。しかし、大商大からは大西広樹投手、橋本侑樹投手の左右のエースが注目されており、二人は9月15日にプロ志望届を提出しているが、小野寺選手は提出をしなかった。

小野寺選手は、「みんなが見ている中でかからなかったらキツい」と話し、指名が有力な大西投手、橋本投手と共に指名を待ち、指名がかからなかった時の雰囲気などを想像しながら悩んでいたが、「親とも話して、ここまで来たのだから無理してでも出した方が納得がいくとなりました。ここでプロに行けなければ、一生行けないと思う」と話し、覚悟の上で9月27日にプロ志望届を提出したという。

この日はほっともっとフィールド神戸で大阪学院大と対戦をしたが、8回まで1-3とリードされ、リーグ連勝記録が途切れるかと思われた矢先、高めのボール球を振りぬくと打球はプロも使う球場のレフトスタンド中段まで飛んで行った。「プロが使う球場で1発を打てばアピールになると思った。1年生の伊原が完璧に抑えてくれていたのに、先輩の僕らが援護できなかった。何としても打とうと思った。」と話し、「負けなしのまま日本一が目標です」と連勝を繋ぐことを目標とした。

確かに、ドラフト会議当日に、野球部員だけでなく大勢の大学関係者や、報道陣が見守る中で指名を待つのは本当に怖いし、同じチームの選手が指名されて行く中で、指名漏れとなるのは本当につらい経験だと思う。しかし、千葉ロッテの藤岡裕大選手は亜細亜大時に指名漏れを経験し、その後、チームメイトから激励を受け、2年後にドラフト2位でプロ入りをしている。

正直、今年のドラフト会議で小野寺選手が指名されるかどうかは微妙な状況だが、指名されればもちろん、指名されなかったとしても、この経験は将来につながるのではないかと思う。プロ志望届という形で明確にプロ志望を表明できるのはこれが最後となる。提出せずに「あの時出していれば」と後悔するより、これからの野球人生のためにずっといいと思う。

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前日27日にプロ志望届を提出した。迷いに迷ったが「みんなが見ている中で(指名が)かからなかったらキツいけど、親とも話して、ここまで来たのだから無理してでも出した方が納得がいく、となりました。ここでプロに行けなければ、一生行けないと思う」と大きな決断だった。


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