日大・赤星優志投手が入れ替え戦で完投勝利、12球団にアピールし広島・阪神・DeNAが評価

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東都リーグは1部2部リーグ入れ替え戦が行われ、日大が152キロ右腕でプロ注目の赤星優志投手の好投で先勝した。この日は12球団のスカウトが視察をしている。

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102球完投勝利

東都2部リーグでこの春に3勝1敗、防御率0.78を記録し、MVPと最優秀投手に輝いたエース・赤星優志投手が先発すると、シュート気味に動く140キロ後半(最速147キロ)のストレートをインコース、アウトコースに投げ分け、ストレートに近いスピードのツーシーム、その他にもカットボールやスライダーも有効に使った。

「リーグ戦と変わらず、ストライク先行でいけた。真っすぐに変化球を混ぜて、打たせて取るピッチングができた。序盤に内角を使うことで終盤に外の球を引っかけてくれるかなと。コントロールミスすることなく投げられた」と、プラン通りの打たせて取るピッチングで、102球で9回6安打1失点で完投した。

この日は12球団のスカウトが視察をしたが、

広島・尾形スカウト:「切れで勝負するタイプ。インサイドにもきっちり投げられるし、ツーシームの変化もいい」

阪神・吉野スカウト:「投球の中でメリハリがある。総合力が高い」

横浜DeNA・河原スカウティングディレクター:「変化球で簡単にストライクが取れ、投球センスがある」

とそれぞれ評価した。

フォームのバランスや投球テンポを崩すこと無く9回まで投げきった。プレッシャーのかかる入れ替え戦でのこのピッチングは、大きく評価されるものになると思う。動く球を使う投手を投手陣に加えたいと考える球団もありそうで、ドラフト会議では3位前後での指名の可能性もある。

あと1勝で秋の1部昇格が決まる。秋に1部リーグで更にアピールするために決めたい所だろう。

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「リーグ戦と変わらず、ストライク先行でいけた。真っすぐに変化球を混ぜて、打たせて取るピッチングができた。序盤に内角を使うことで終盤に外の球を引っかけてくれるかなと。コントロールミスすることなく投げられた」と、狙い通りの投球に胸を張った。広島・尾形佳紀スカウトは「切れで勝負するタイプ。インサイドにもきっちり投げられるし、ツーシームの変化もいい」と評価した。

102球の“省エネ投球”に、視察した阪神・吉野スカウトは「投球の中でメリハリがある。(フィールディングなど)総合力が高い」と評価した。神宮のマウンドにもうまく順応した右腕。持ち味を存分に発揮した。

思い切りよく、右打者の懐を突いた。赤星は初回、内野安打3本で先取点を奪われる不運があったが、動じることはなかった。「序盤に内を使うことで、終盤にかけて外のボールをひっかけてくれることが多くなる。コントロールよく内角を突けて、ゲームプランどおりのピッチングができました」。6安打のうち、実に5本が内野安打。ツーシームで内角を意識させたことで、カットボール、スライダーが生き、東洋大打線を手玉に取った。

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