侍ジャパン大学代表合宿の2日目は、紅白戦2試合が行われ、投手13人がそれぞれ2イニングずつを投げた。打線が活発だったこともあり、全体的に安打数が多かった中で、1試合目では名城大・金村尚真投手、2試合目では中京学院大2年・赤塚健利投手、名城大・松本凌人投手が好投を見せた。
松本投手、赤塚投手が試合を締める
1試合目の紅組で最初に先発したのは、富士大の金村投手、北東北リーグで今秋に7勝0敗を記録した大エースとして、来年のドラフトが注目されている右腕だが、この日も最速140キロ中盤の速球とキレのある変化球、制球力もあり、2回をノーヒット2奪三振と結果を残した。
また、白組先発の上武大・加藤泰靖投手も140キロ中盤の速球を軸に3安打を許したものの2三振を奪った。
その後は、長久保滉成投手、板川佳矢投手、木村光投手が代表クラスの打者を抑えるのに苦労する中で、同志社大の東山玲士投手が2回を2安打2奪三振、立教大の宮海土投手が2回を1安打2奪三振に抑えた。
2試合目は駒澤大のエース・福山優希投手が紅組の先発をしたが、リーグ戦の疲れもあってか球速は140キロ前半にとどまり、2回で6安打を浴びた。また、白組先発の川和田悠太投手も3連打などを浴びた。
その中で紅組2番手の名城大2年・松本投手が140キロ中盤の速球を軸に2回をパーフェクト、同じく白組2番手の中京学院大・赤塚投手も195cmの長身から140キロ中盤の速球で2回をパーフェクト4奪三振の圧巻の投球を見せた。
白鴎大の速球は左腕・曽谷龍平投手も140キロ中盤から後半の速球を投げ、最後は慶應大の増居翔太投手がしめた。
強力な打線を相手に打ち込まれた選手が多い中でどうなるかと思ったが、堂々と投げた松本投手、赤塚投手が投手陣を救った。
代表合宿3日目は、この日、未登板の投手が投げる。なお、神奈川大の神野竜速投手はコンディション不良のために合宿には参加していない。

コメント