東京六大学の明治大vs早稲田大戦では、明治大の2年生ですでにプロが注目している宗山塁選手が、2本塁打を含む5打数5安打7打点と大暴れを見せた。
「今年のドラフトでも」
まだ2年生なのが惜しい。宗山塁選手はこの日、初回に先制の犠牲フライを打つと、5回ノーアウト2,3塁の場面で145キロのストレートをライトスタンドに運び、8回2アウト1,2塁の場面でも116キロの変化球に対応し、ライトスタンドに再び3ランホームランを放った。
その他にもセンター前ヒット、三塁内野安打、ライト前ヒットを打ち、5打数5安打7打点、2本塁打の離れ業を見せた。「自分の前の打者が打ちやすいようにランナーがいる状況にして、つないでくれている」と話した。
宗山選手は遊撃手で、広陵高校時代からその守備にも定評があり、春には24安打、打率.429で首位打者に輝いている。すでにリーグ通算を54安打とし、通算最多安打記録の明治大・髙山俊選手の131安打の更新も期待できるほか、これまで通算6本塁打とホームランの方でも期待ができそうだ。
今年のドラフト候補を視察し評価しているNPBスカウトも「今年のドラフトでも1位」と話す宗山選手、強打の遊撃手がプロ入りする2年後が待ち遠しい、そんな選手だ。

中前打、三塁内野安打、右前打と、広角に打つ持ち味を発揮。ドラフト対象は2年後だが、NPBスカウトからは「今年のドラフトでも1位」の声が多数挙がる逸材だ。

前夜は同じ神宮で、3学年先輩でOBのヤクルト・丸山和がリーグ優勝を決めるサヨナラ打。前日の試合前には丸山和がチームにあいさつに訪れていた。宗山は「一緒にプレーした選手で身近な存在。刺激になった」と笑顔を見せ、「これからも目の前の一打席、一球の大切さを感じながらやりたい」と力を込めた。
コメント