大学侍ジャパン、小田康一郎選手が大会1号&3安打など投打噛み合い米国に快勝発進

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第45回日米大学野球選手権大会初戦では、3連覇を狙う侍ジャパン大学日本代表が米国代表に6-1で快勝した。打線が14安打6得点と爆発し、「3番・一塁」で出場した青山学院大学・小田康一郎内野手(4年)が大会第1号となるソロ本塁打を含む3安打と大活躍。先発した早稲田大・伊藤樹投手を助けるプレーも連発し、快勝のスタートを切った。

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3番・小田康一郎選手、大会1号ソロ&猛打賞の大暴れ!

大学日本代表の主砲の一人・小田康一郎選手が、大舞台でその実力を見せつけた。初回にセンター前ヒットで出塁すると、3-0で迎えた5回には、カーブを捉えライトスタンドへ大会第1号となるソロ本塁打を叩き込んだ。8回にも内野安打を放ち、この日は4打数3安打の大活躍。「大会、チームの1号を打ててうれしい。1戦目をこれだけ調子よく入れたのは自信になる。残り4戦も調子を落とさず打ち続けたら、さらに自信になる」と、試合後に笑顔を見せた。初めてプレーするエスコンフィールド北海道の雰囲気も「球場の形、窓ガラスの眺めがすごい。そういう中で試合ができて楽しかった」と、心を躍らせていた。

小田選手の活躍も含めて、大学日本代表打線は全体で14安打6得点と爆発した。3回、東海大・大塚瑠晏内野手(4年)のあと少しでホームランというフェンス直撃の二塁打を足がかりに、4番・創価大学の立石正広内野手(4年)の三塁ゴロが相手の悪送球を誘い先制。その後も明治大学・小島大河捕手(4年)のタイムリーなどでこの回3点を奪った。5回には小田選手の本塁打の後、仙台大学の平川蓮外野手(4年)にもタイムリーが飛び出すなど、効果的に得点を重ねた。

小田康一郎選手は東都大学リーグの同様にいつも通りの打撃ができており、大学代表でも練習試合で2戦連発と好調、この日もその状態の良さを見せる打撃となった。小島大河選手は第1打席こそ気負いのようなものもあったが、テクニカルに逆方向や外野の前に落とすあたり、そして鋭く引っ張るライトへの当たりを見せ、天才的な打撃センスを見せた。立石正広選手はまだ大学代表候補合宿の紅白戦から状態は良くなく、まだ好調という状態ではないが、ライトへの二塁打や相手のエラーによって得点を上げるなど、これから状態が上がっていくきっかけは作れていた。

秋山俊選手、平川蓮選手も打撃の素晴らしさ、そして走塁のスピードも見せており、特に平川選手は特徴的な左投手が出てくるアメリカに対し、スイッチヒッターとして右打席でヒットを打ち、スイッチヒッターの価値を見せつけた。守備でも平川選手のダイビングキャッチや、大塚選手の守備、そして特にサード・松下歩叶選手のファインプレーと、松下選手・立石選手の5−4−3の併殺は素晴らしかった。松下選手は1番バッターでノーヒットだったものの、非常に価値のある守備を見せていた。

攻守ともに非常にレベルの高い侍ジャパン大学日本代表となっているのは間違いなく、この日のスタメンは全員がプロでも活躍できるだろうと感じさせる内容だった。

主な活躍選手 プロフィール

  • 小田 康一郎(おだ こういちろう)選手
    所属:青山学院大学(4年)
    出身高校:中京高校
    ポジション:内野手
    主な特徴や実績:2025年日米大学野球選手権第1戦で大会第1号となるソロ本塁打を含む3安打の活躍。今春の東都大学リーグでは3本塁打、11打点を記録。
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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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