東京六大学野球秋季リーグで1996年秋以来となる「完全優勝」を果たした明治大学が26日、東京・神田駿河台から神保町周辺で優勝パレードを行った。沿道には約500人のファンが詰めかけ、紫紺の王者たちを祝福。パレードには、日本ハムドラフト1位の大川慈英投手、西武ドラフト1位の小島大河捕手、ロッテドラフト2位の毛利海大投手らも参加し、笑顔で声援に応えた。
大川慈英、ドラフト当日の「まさかのLINE」を暴露
パレード後に行われた祝勝会では、守護神として優勝に貢献した大川慈英投手がマイクを握った。「ここに立てて最高の気分です」とファンへの感謝を述べるとともに、ドラフト当日の裏話を披露して会場を沸かせた。
ドラフト当日の朝、2024年にドラフト3位で日本ハムに入団した明大の1学年先輩・浅利太門投手から激励のLINEが届いたという。「ポジティブな内容だったんですが、指名された後にLINEを見たら、”ファイターズ1位は聞いていない”って…」。予想外の上位指名に先輩も驚愕したというエピソードを明かした。新天地では「同学年の選手が多いので負けないように。すぐに1軍で投げられるように頑張りたい」と、北の大地での活躍を誓った。
毛利海大vs小島大河、パ・リーグでの「盟友対決」勃発
トークショーでは、早くもプロでの対決ムードが高まった。千葉ロッテドラフト2位の毛利海大投手が「プロで対戦したい打者」を問われると、「いろいろ有名な選手がいるんですが、ぜひ小島大河と」と、苦楽を共にした女房役の名前を即答。これには会場のファンからも「オオ~」と歓声が上がった。
指名を受けた西武ドラフト1位の小島大河選手もニヤリ。「パ・リーグには大川と毛利がいますので。初対戦は楽しみにしていただいて、自分はホームランを打ちたいなと思います」と、二人からの一発を宣言した。
明治神宮大会では初戦敗退と悔しさを味わったが、リーグ戦10戦全勝という偉業を成し遂げた黄金世代。戸塚俊美監督も「新チームは始まっています。来年は日本一になります」と力強く宣言し、常勝軍団のバトンを後輩たちへと託した。
ドラフト指名3選手 プロフィール
- 氏名: 大川 慈英(おおかわ・じぇい)
- 所属: 明治大学(投手)
- 進路: 北海道日本ハムファイターズ(ドラフト1位)
- 主な特徴: 最速150キロ超の直球を武器とする守護神。リーグ戦での防御率は驚異の0点台を記録することも。
- 氏名: 小島 大河(おじま・たいが)
- 所属: 明治大学(捕手)
- 進路: 埼玉西武ライオンズ(ドラフト1位)
- 主な特徴: 強肩強打の捕手としてチームを牽引。ベストナインを複数回受賞した大学球界屈指の司令塔。
- 氏名: 毛利 海大(もうり・かいと)
- 所属: 明治大学(投手)
- 進路: 千葉ロッテマリーンズ(ドラフト2位)
- 主な特徴: キレのある直球と変化球を操る左腕。先発・リリーフ共にこなせる実戦派。









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