京都国際vs二松学舎大付は、2年生左腕の森下瑠大投手と、今年のドラフト候補としてプロが注目する左腕の秋山正雲投手との対決となった。
左腕対決制す
森下瑠大投手はこの日も、素晴らしい腕の振りと伸びるストレートで二松学舎大付を淡々と抑えていく。初回に先制点を奪われたものの、5回まで1-1の投げ合いとなった。
試合後半に入ると動きが出た。6回に味方が2本のホームランで3点を奪い、9回まで4-1とリードして最後の守りに入る。しかし、京都大会でも危なげを全くみせなかった森下投手が、同点に追いつかれる3ランホームランを浴びた。
それでも試合は10回に自らタイムリー3ベースヒットを打ち、6-4で勝利した。森下投手は142球を投げ、7安打12奪三振2四死球4失点という内容で、左腕対決を制した。
森下投手は中学時代から注目された投手で、福知山ボーイズの卒団式では「僕はプロ野球選手になる」と宣言をしている。この日も複数球団のスカウトが視察をしているが、
千葉ロッテ・永野育成スカウト部長:「打ちづらそうな感じ。リーチが長く、リリースまでの時間が長い。打者はボールとフォームのズレ、違和感を持つと思う。楽しみです」
巨人・渡辺スカウト:「安定している。左でブレないし、変化球も投げられる。まだ体は細いが、スピードが上がると面白い。バランスが良くてリリースポイントが乱れない」
と評価している。
特徴となっている腕の振りは素晴らしく、バッターがタイミングを取りにくい。今大会で実績を作り、来年に向けて常時140キロにエリアに入ってくれば、来年のドラフト会議で指名される可能性は非常に高くなる。
今大会でもケガすること無く投げきり、この日の勝利も含めて自分の自信につなげて行きたい。
▽ロッテ永野育成・スカウト部長(森下について)「打ちづらそうな感じ。リーチが長く、リリースまでの時間が長い。打者はボールとフォームのズレ、違和感を持つと思う。楽しみです」


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