来年のドラフトが楽しみな選手〜高校生投手その6・村上泰斗投手・神戸弘陵〜

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来年のドラフト候補として注目したい選手、高校生投手を数回に渡って紹介しています。今回は神戸弘陵・村上泰斗投手。
その1・川勝空人投手(生光学園)
その2・清水大暉投手(前橋商)
その3・小川哲平投手(作新学院)
その4・洗平比呂投手(八戸学院光星)
その5・津嘉山憲志郎投手(神戸国際大付)

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新興エース・村上泰斗投手

村上泰斗投手・神戸弘陵

この夏、初見で素晴らしいと思えた投手に、オリックスにドラフト2位で指名された聖カタリナの河内康介投手がいるが、同じくらいの印象を受けたのが村上泰斗投手だった。

179cm73kgと体はは出来上がっていないが、体のバランスが良いように見え、下半身の弱さなども感じさせない。佐々木朗希投手のように上げた左足をしならせるようにし、右足の蹴りも非常に強く、8割くらいの力で145キロを記録すると、最速で152キロを記録した。

投球自体はまだ、ただ投げているという所はある。とにかくストレートに角度をつけて、ストライクゾーンに投げ、そのコントロールのアバウトさで抑えていくみたいな感じだが、それでも抑えられるものを持っている。体と共に投球もまだ発展途上にある所でさえも魅力に感じてしまう投手だ。

この夏は3回戦の宝塚北戦で1回無失点、4回戦の龍野北戦で2回ノーヒット3奪三振の素晴らしい投球を見せたが、5回戦の滝川二戦では東北楽天ドラフト2位の坂井陽翔投手と共に先発をしたものの、5回1/3を投げて9安打を浴び4失点した。この秋もチームは初戦で明石商に勝利をしたものの登板はなく、まだチームの信頼も勝ち取れていない。

それでも来年は村上投手がチームを引っ張ってくれると、そう思わせたい選手で、村上投手の成長がなければ、神戸国際大付の津嘉山憲志郎投手、報徳学園の今朝丸裕喜投手といった好投手がひしめく兵庫を勝ち上がるのは難しいだろう。プロのスカウトも大勢が集まる中で、村上投手の投球が期待される。

2024年度-高校生投手のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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