来年のドラフトが楽しみな選手〜高校生投手その3・小川哲平投手・作新学院〜

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来年のドラフト候補として注目したい選手、高校生投手を数回に渡って紹介しています。今回は作新学院・小川哲平投手。
その1・川勝空人投手
その2・清水大暉投手

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完成度抜群・小川哲平投手

小川哲平投手・作新学院

中学時代から144キロの速球を投げ、高校1年で147キロを記録した小川哲平投手は、順調に成長をしている。

1年の時点で140キロ台のストレートと外角に大きく沈むスライダーですでに完成された投球をみせていたが、2年生となった今年の序盤は、球速も143キロくらいの良い球とそうでない球にバラツキがあったり、変化球に頼る投球もあって登板機会も少なかったときもあった。夏の栃木大会もまだ期待された投球ではなかったようにも見える。

しかしこの秋に3年生が抜けると、エースの本領を発揮する。秋季大会では徐々に調子を上げていくと、関東大会初戦の帝京三戦で先発して7回3安打6奪三振無失点、続く常総学院戦も先発して7回6安打2奪三振2失点で勝利し、センバツ出場を決めた。明らかに小川投手はセンバツ出場のためにこの2試合に照準を合わせていたように見える。

その後も明治神宮大会初戦の北海戦で9回3安打8奪三振無失点の好投を見せると、関東第一戦では7回から登板して3回1安打1奪三振無失点、坂井遼投手との投げ合いで迫力のある投球を見せていた。高校2年秋の時点ですでに成績で語ることができる投手になっている。

下半身の太さで土台がしっかりと安定している。上半身の使い方もスムーズで、狙ったところにしっかりと真っ直ぐも変化球も投げることができ、何も言うところが無い。あとは更に出力を上げて、来年のセンバツで140キロ後半のストレートを軸に投球することができれば、ドラフト上位24人の候補の中に入ってくるだろう。

本来ならば今井達也投手のように夏一本に絞って圧倒的な投球をしてドラフト1位という道が良いのかもしれないが、来年の調子の上げ下げをどのように行っていくのか、小針監督の起用にも注目したい。

2024年度-高校生投手のドラフト候補リスト
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