2025年のプロ野球が開幕し、昨年のドラフト会議で注目された大学生野手の千葉ロッテ・ドラフト1位・西川史礁選手が決勝打と強肩で勝利に大きく貢献した。東北楽天ドラフト1位の宗山塁選手も2番ショートで出場し、一時は同点に追いつくタイムリーヒットを打った。
さすがの活躍
昨年、大学生スラッガーとして注目された千葉ロッテの西川史礁選手が1番レフト、東北楽天の宗山塁選手が2番ショート、埼玉西武ドラフト2位の渡部聖弥選手が5番レフトでスタメン出場を果たした。
それだけでもすごいことだが、西川選手はレフトからの強肩で味方の失点を防ぐ大きなプレーを見せると、6回には勝ち越しのタイムリーヒットを打ち、8-2での勝利に大きく貢献した。試合後にはヒーローインタビューにも呼ばれ、ルーキー一番乗りとなった。
宗山選手はオリックス・宮城大弥投手のパーフェクトピッチングの前に3打席目までノーヒットだったが、1-2の9回にランナーを3塁に置いてバックホーム体制の中で一二塁間を破るタイムリーヒットを打ち、同点に追いつく貴重なタイムリーとなった。
渡部選手は5回にレフト前にタイムリーヒットでルーキー一番乗りのプロ初安打を打つと、7回にもセンター前にヒットを打つなどマルチヒットを記録した。
また、オリックスのドラフト1位・麦谷祐介選手は9回に代走で出場すると、若月選手のサヨナラ二塁打でホームを踏んだ。巨人の浦田俊輔選手も1打席に立ち、中日の石伊雄太捕手も試合終盤にマスクを被った。
昨年まで大学や社会人でプレーしていた選手が開幕戦に出場し大きな活躍をしている。他の主軸打者に負けていないスイングやコンタクト力を見せており、すでにプロレベルだった選手だったのだと思い返す。
また投手でも阪神のドラフト4位・江原雅裕投手が1回で2安打を許すも無失点に抑えると、広島のドラフト3位・岡本駿投手も1回を投げて1安打も1奪三振で無失点に抑えた。
毎年、プロ野球に加わる新人選手たち。このルーキーの活躍が、プロ野球が活性化し続けている大きな力であることは間違いなく、アマチュア野球の底力がWBC世界一へとつながる日本の野球を支えている事を強く実感する。

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