スポーツ紙各紙がドラフト会議翌日に掲載した、来年(2025年)のドラフト候補選手をまとめた。高校生と大学生に150キロ、160キロを投げる超有望選手がおり、また二遊間のスペシャリスト、強打の内野手も注目される。2025年ドラフト候補一覧
高校生投手が注目
2025年ドラフトの目玉として注目されているのは、すでに153キロを記録している健大高崎の石垣元気投手や、152キロを記録する大阪桐蔭の森陽樹投手。特に森投手は190cm86kgの大型右腕で、その将来性が1年時から高く評価されてきた。
しかし今年2年間はチームの期待を背負う場面での登板で結果を出せない事もあり、少し苦しんでいる印象も受ける。チームも来年のセンバツ出場を逃し、この冬は悔しさをバネに大きく成長をしてくれるだろうと期待している。
これだけでも高校生投手は豊作と言えそうだが、来年は滝川の新井瑛太投手が151キロ、延岡学園の藤川敦也投手が153キロ、智弁和歌山の、東海大相模の福田拓翔投手が150キロを記録し、粗さもあって背番号11だが智弁和歌山の宮口龍斗投手も185cm84kgから152キロを記録する。
中京大中京の宮内渉吾投手や大阪桐蔭の中野大虎投手も149キロを記録し、甲子園など実戦での登板も経験するほか、この秋は東洋大姫路の阪下漣投手も安定した力を見せる。夏の甲子園を制覇した京都国際の西村一毅投手も打てない変化球を投げて注目される。
また大学生も東北福祉大の堀越啓太投手が160キロ前後の球を投げており、北海学園大の工藤泰己投手も体は大きくないが156キロを記録する。
代表でもキレの良いたまを見せた仙台大の渡辺一生投手や、1年時から実戦で活躍を見せる早稲田大の伊藤樹投手、日本大の市川祐投手、そして東都の実力投手・青学大の中西聖輝投手や亜細亜大の齊藤汰直投手、東京六大学でドラフト指名選手を15年連続で出している明治大も高須大雅投手など素材型の選手がいる。
大学生野手も
今年の侍ジャパン大学代表は多くの3年生がメンバー入りした。その中で中心選手として期待されていたのが創価大の立石正広選手で、その思い切りの良い打撃はこれまで大学生でドラフト1位で指名されてきた選手に匹敵する。松下歩叶選手も国際大会で物怖じしない強打者でドラフト上位指名の可能性がある。
他にも近畿大の勝田成選手や、東海大の大塚瑠晏選手など守備の良い二遊間や、高校時代から大型遊撃手して注目された東洋大の宮下朝陽選手なども来年1年間のプレーが注目される。
社会人野球は
社会人では来年指名が解禁となる中では日本通運の冨士隼斗投手が、プロでも通用する速球を見せている。大阪桐蔭出身の大型右腕・Honda鈴鹿の川原嗣貴投手も注目投手となるか。
ENEOSからは有馬諒捕手、松浦佑星内野手、村上裕一郎外野手といった実戦派でそれぞれ特徴のある野手が揃っており、大久保監督が交代するチームで、都市対抗などで活躍を見せられるか注目したい。

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