明治神宮大会は大学の部の準決勝2試合が行われ、創価大が環太平洋大に12−8で勝利した。来年ドラフト注目のスラッガー・立石正広選手が今大会2本目となるホームランを放ち、スカウトも目を光らせた。
「3位では獲れない」
点の取り合いとなったこの日の環太平洋大戦で、創価大は7回に、立石正広選手がダメ押しの2ランホームランを放った。インコースの141キロのストレートを腕を畳んで捉えると、打球は高く舞い上がりレフトスタンドの中段に飛び込んだ。
この日は4−4の2回1アウトからチェンジアップを二遊間に運ぶセンター前ヒットで打点を挙げるなど3安打3打点の活躍を見せた。ホームランは今大会2本目で、スラッガーとして全国の舞台で大きくアピールした。
この日は複数のNPB球団のスカウトが視察している。東北楽天の井上スカウトは「バットの出方がいいから飛距離が出る。将来的にはDeNAの牧みたいな打撃ができる能力がある」と話し、「有名になりすぎました。3位では獲れないし、1位もある」と話し、今大会の活躍で注目度が高まってしまい、ドラフト1位でなければ獲れない選手と評価した。
また、プレミア12を視察に訪れたMLB球団のスカウトも視察し、そのメジャーのスカウトも立石選手について、「良いスイング。スイングスピードはもっと伸びる。足も速いし肩も良い。決勝戦も見に来ます」と話した。
立石選手も「自分でもびっくりするような成績。少しの油断で一気に落ちてしまう気がするので謙虚にいきたい」と話し、「結果を追うのではなくボールを追うイメージでやっていきたい」と、これからもひたむきに懸命にプレーしていくことを誓った。
右の強打者はプロでも高く評価される傾向にあり、サードで強肩を見せるほか、ショートも守れる立石選手は来年、かなり高く評価されるのは間違いないと見られる。ドラフト1位候補として1年間注目されそうだ。
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