西武が明大・小島大河捕手の1位指名を公表、「打てる捕手」に森友哉選手の姿重ねる

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埼玉西武は21日にスカウト会議を開き、10月23日のドラフト会議で明治大学の小島大河捕手(21)を1位指名することを決定して公表した。広島に続く2球団目の公表。貧打に苦しむチームの再建へ、「打てる捕手」として世代No.1の評価を受ける逸材の獲得を熱望。2022年まで在籍した森友哉捕手(現オリックス)と同じ右投げ左打ちの強打の捕手に、チームの未来を託す。

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打撃はトップクラス、捕手としても「プロで通用」

スカウト会議を経て、球団の評価は固まった。広池浩司球団本部長は「非常に素晴らしいバッター。キャッチャーとしての能力も十分プロで通用する」と、小島大河選手を1位指名する理由を説明した。特にその打撃力は高く評価されており、「確率も高く、打球も速い。安定した打撃が凄く魅力的。打撃の評価がトップクラス」と絶賛した。

右足を高く上げる打撃フォームから広角に長打を放つスタイルは、かつての正捕手・森友哉選手を彷彿とさせる。チームの長年の課題である捕手の固定と、リーグ最下位に沈んだ打線の強化という、二つの課題を同時に解決しうる存在として、白羽の矢が立った。

チーム再建の切り札へ

3年連続Bクラスに沈んだ西武にとって、捕手の育成と左の強打者確保は急務だった。今季は古賀悠斗捕手が正捕手に近い形で出場したが、打撃の面では課題があり、絶対的な存在には至っていない。38歳の炭谷選手、24歳の牧野捕手などもいるが支配下捕手が6人と少なく、西口監督も「絶対的な人数も含め、足りないのは確か」と話していたという。古賀選手も秋季練習中に、ドラフト会議での捕手の指名について「取ると思っています」と危機感を抱いていた。

さらにチームの左打者で本塁打を放ったのは、10本塁打の西川選手と4本の山村選手のわずか2人。左の強打者の獲得も補強ポイントの一つだったという。その両方の課題を埋める存在として、小島選手への期待は大きい。広池本部長も、古賀選手らとの厳しい競争を期待しており、、入団即、正捕手争いに加わることが求められる。

1位指名の公表を伝え聞いた小島選手は「とてもうれしく思います。またここから気を引き締めて頑張っていきたいです」と、決意を新たにした。一方で古賀選手は「僕もこの3年間は出させてもらったみたいな感じですが、ここからはつかみにいかないと」と、早くも火がついている。

小島 大河 プロフィール

  • 氏名:小島 大河(こじま たいが)
  • 所属:明治大学 4年
  • 出身:東海大学付属相模高校
  • ポジション:捕手
  • 投打:右投左打
  • 身長・体重:179cm・83kg
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト1位候補。「打てる捕手」として世代トップクラスの評価。東京六大学リーグでは5季ぶりの優勝に貢献。2年連続で大学日本代表に選出。高校2年冬に内野手から捕手に転向し、3年春に選抜優勝。
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西武は21日、明大・小島大河捕手を23日に行われるドラフト会議で1位指名すると公表した。スカウト会議後にオンラインで記者会見を行い、広池球団本部長が「明大・小島大河捕手」と明かした。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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