東京ヤクルトは21日、都内の球団事務所で昨日から行われている2日目のスカウト会議を行い、ドラフト1位候補を12人リストアップした。また全体でも5〜7人を指名する方針を決定した。
シミュレーションもできなかった
この日は小川GMや青木GM特別補佐、スカウト陣が昨日リストアップした75人の氏名候補選手について意見交換をした。スカウト会議を終えた小川GMは「例年でいうと、12球団あるので、12人の候補者は考える。誰が競合になる、ならないというのははっきりわからない。競合はある程度の覚悟が必要」と話し、ドラフト1位候補を12人リストアップした。
その中で、「よその情報というのが、立石を公表したのが広島だけだったので、特にあまり聞いていないので、あまりシミューレーションもできなかった。何も決まっていない。」と話し、12人の1位候補に中で、誰が有力ということは決定せず、「明日、林田社長と池山監督が入って、これで行こう、というふうになる」と話した。
池山監督が就任時に、ドラフト会議で野手の獲得を希望、特に内野手出身で、内野手の育成をしてきたこともあり、そして村上選手が抜けることも確実となっている状況で、内野手の獲得となると思うが、「競合はある程度の覚悟が必要」と小川GMも話しており、既に広島が公表している右の強打の内野手・立石正広選手(創価大)を指名する覚悟を監督や社長が持つかどうか、今日のスカウト会議が注目される。
支配下は5,6,7人くらい
また指名人数としては「例年通りになるんじゃないか、5,6,7人くらい」と話し、「育成は別で」と話した。また、「うちの場合は野手も投手も両方じゃないかと思っています」と、投手野手共に補強ポイントとし、投手野手をまんべんなく指名することになりそうだ。
内野手以外では左腕投手の不足も課題で、中央大の左腕・岩城颯空投手や鷺宮製作所の左腕・竹丸和幸投手もリストアップしている。ドラフト2巡目は1番目の指名となるが、この他の左腕投手も含めて、そこまでに左腕投手が残っているかどうか、残らないと判断した時は1位でこれらの左腕投手を指名する可能性もある。




コメント