横浜高・増田珠選手が1試合2本塁打で今大会4発、7球団スカウト絶賛

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高校生の外野手でトップクラスの選手と評価される横浜高校の増田珠選手が、この日の桐光学園戦で1試合2本塁打を記録、この夏のホームランを4本とした。

バックスクリーン右と、レフトに

増田珠選手はこの日、2本のホームランを打ち分けた。7回の打席ではストレートを待っていたが、チェンジアップに手が出た。増田選手は「ヤバいと思ったけど、とにかく右手で押し込んで振りぬいた」と、タイミングを外されたものの、そのまま右手で持って行き、打球は、バックスクリーン右へ逆方向の当たりでスタンドまで運んだ。

そして9回、今度はインコースのストレートを狙い通り振りぬくと、増田選手得意のレフトポール際への当たり、スタンド中段に飛び込む打球でこの日2本目のホームランを放った。高校通算32本塁打、それぞれ打ち方が違ったホームランにプロのスカウトも驚嘆の声が挙がっている。

すごかった

この日は7球団のスカウトが視察し、増田選手をあらためて評価している。

阪神・吉野スカウト:「左投手の時にしっかり右に打つことを徹底できている。狙って打った2本目もすごかった」

東京ヤクルト・斉藤スカウト:「逆方向にいい打球を飛ばせるのがいい。右手で押し込む技術は高校生ではなかなかできない」

東北楽天・後関チーフスカウト:「特に2本目の本塁打が良かった。体が開かなくなって打球が変わった」

千葉ロッテ・永野チーフスカウト:「強靭な下半身がスイングスピードの速さとスイングの強さを生んでいる」

横浜DeNA・稲嶺スカウト:「泳いだとはいわないが、崩される感じで振って中堅右まで飛ばしていくパンチ力。」

これでこの夏は4本塁打となった。そして1年生から3回目の夏で8本塁打を放っており、その中で横浜スタジアムでは7本を打っている。横浜スタジアムとの相性が良く、「ハマスタの申し子」と呼ばれる増田選手、DeNA・稲嶺スカウトも相性の良さについて「あるでしょう」と話した。

横浜DeNAは、増田選手の獲得を狙っているのは間違いないが、ドラフト2位の後半の球団までは残っていないと思う。

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大舞台に強い男だ。夏の8本塁打のうち、横浜スタジアムで7発。今大会では不動の4番だ。中学時代の14年はU―15日本代表に選出。鹿取義隆監督(60=現巨人GM)のもとで出場したU―15W杯でも全試合4番を任された。「歓声やプレッシャーが大きいほど、力が出る」。中堅の守備は6回1死一、二塁、頭上を襲ったライナーを、背走しながらジャンピングキャッチ。歓声に沸く応援席に手を振って応えた。外野席に深々と頭を下げる姿も、スター性十分だ。平田徹監督(34)は「今日は増田に尽きる」と絶賛した。

3試合連続本塁打は史上8人目の神奈川大会タイ記録。これで1年夏から、この球場での8試合で6本目のアーチだ。それでも増田は「自分はつなぎの4番です」と殊勝な言葉を口にした。

 熱心なファンに「ハマスタの申し子」と認知されてきたが、もはやファンだけでない。ハマスタを本拠地とするDeNAの稲嶺スカウトが視察後、舌を巻いた。

 「泳いだとはいわないが、崩される感じで振って中堅右まで飛ばしていくパンチ力。(球場との相性は)あるでしょう」

9回にも左翼ポール際中段へ高校通算32号ソロ。今夏4号で、08年大田泰示(東海大相模)の1大会5本の神奈川記録に迫った。

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