早稲田実・野村大樹選手が57号ホームランも、日大三・井上広輝投手に屈す

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早稲田実vs日大三の試合が行われ、早稲田実の野村大樹選手が高校通算57本塁打を放ったものの、日大三が2年生・井上広輝投手の好リリーフで勝利し、昨年のリベンジを果たした。

良いホームランだった

早稲田実の野村大樹選手は、この日の準決勝・日大三戦で、3点リードされた3回に、外角のスライダーをライト方向に運び、高校通算57号となるアーチをかけた。「逆方向にも打てましたし、良いホームランだったと思います」と話した。これで今大会は3本塁打となった。

上背は無いものの、アーチをかける能力は非常に高い。気持ちもある選手で、やはり今年の高校生屈指のスラッガーと評価できる。

しかしこの日は、一昨年秋、昨年春と決勝で対戦し、劇的な試合で勝利をしてきた日大三に敗れた。5-7と接戦だった。野村選手は「粘り強く戦えたけど、無駄な点を与えないようにしないといけない」と反省をし、夏へ向けて目を送った。

兄の分のリベンジ

一昨年、昨年と日大三は苦杯を味わった。早稲田実と壮絶な戦いを繰り広げたが、清宮幸太郎選手、そして野村大樹選手の前に屈してきた。その中に、井上大成選手もいた。井上選手はプロも注目する180cmの内野手で今年は青学大に進学をしている。そしてその弟・井上広輝投手も、兄が味わった悔しさを見ていた。

井上広輝投手は今年のセンバツで最速147キロをたたき出し、早くも来年のドラフト候補と注目されている。そしてこの日、1点差に迫られた4回ノーアウト1塁の場面で登板をすると、野村大樹選手を三振に斬って取りピンチを抑えた。

5回から7回までは毎回奪三振で無失点に抑え、8回は1アウト満塁のピンチとなった所で、右肘の張りで降板したが、その間にチームは得点を奪った突き放し、流れを日大三に引き寄せた。「負けていたので天敵だった。早実に勝とうと話をしていましたし、兄の分も勝てて良かったです。早実に勝てたのは素直にうれしいです。」と話した。

右肘については、「前の打者に1球投げた時に痛いなと思った。無理するところじゃないと言われましたし、深刻な感じではないと思います」と話した。

清宮選手や櫻井周斗投手、金成麗生選手などが激闘を演じた昨年、それを見ていた日大三の日置航選手や中村奎太選手、井上投手、そして早稲田実も野村選手に雪山幹太選手などが成長をし、再び覇権を争う。激しい戦いはレベルの高い戦いとして、これからも続いていくだろう。

早稲田実業高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価
日大三高校のドラフト候補選手の動画とみんなの評価

井上 負けていたので、(早実は)天敵だった。(チーム内でも)早実に勝とうと話をしていましたし、兄の分も勝てて良かったです。早実に勝てたのは素直にうれしいです。

心配される状態については「(降板する)前の打者に1球投げた時に痛いなと思った。無理するところじゃないと言われましたし、深刻な感じではないと思います」と話した。29日の決勝は登板を回避する可能性が高そうだが、「(野村の見逃し三振は)すごいバッターなので、自信になります。しっかり体力をつけていきたいです」とさらなる成長を誓った。

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