山梨学院・野村健太選手が東海大相模との練習試合で2本塁打

高校野球ドラフトニュース2019年ドラフトニュース

センバツに出場する山梨学院・野村健太選手が、東海大相模との練習試合で逆転満塁ホームランなど2本塁打を放った。

逆転満塁ホームラン

東海大相模とWヘッダーの練習試合を行った山梨学院は、初戦は1-10で敗れ、2戦目も9回まで11-14と大量に失点を喫し2連敗が濃厚となっていた。初戦に3打数1安打、2戦目も第4打席までノーヒット3四球と警戒をされていた山梨学院・野村健太選手は、8回にセンター左へ2ランホームランを放って着火すると、9回2アウト満塁の打席では、逆方向となるライトスタンドに逆転の満塁ホームランを放った。15-14の逆転勝利を勝ち取った。

「少し詰まり気味だったけど、うまく打てました」と逆転満塁弾を振り返った野村選手だが、初回、1アウト1,2塁の打席で甘い変化球を見逃し三振したことに、「打てば長打のボールでした」と話し、「第1ストライクから打つよう意識してます。課題です」と反省していた。

180cm88kgの右のスラッガーは、フルスイングをするのでなく、確実性の高い振り方をする。それでいて逆方向にもセンター方向にも放り込める長打力があり、センバツに出場すれば、ドラフト1位クラスの評価を受けるのではないかと思う。

2019年度-高校生外野手のドラフト候補リスト

8―14で迎えた8回1死一塁で、チェンジアップをはじき返してセンター左への2ラン。2試合目はここまで4打席無安打3四球と警戒される中で、豪快な一発を放った。
さらに11―14の9回2死満塁で、甘い直球を逃さず逆方向の右翼へ逆転のグランドスラム。2打席連発で、チームを勝利に導いた。

勝利の立役者は手放しでは喜ばなかった。「打てば長打のボールでした」と悔やんだのは、第1試合の初回の打席だ。1死一、二塁で、1ボールから2球目、甘い変化球に手が出ず見逃しストライク。最後は四球を選んだが、主砲として決めたかった。2試合全11打席で第1ストライクを見逃したのが7打席もあった。「第1ストライクから打つよう意識してます。課題です」。追い込まれても長打が出るのは強みだが、反省も忘れなかった。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント