佐々木朗希投手、リリーフ起用で大魔神の可能性は?

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U18代表の投手陣について、永田監督は「まず全員を見てみないと」と話したものの、佐々木朗希投手はリリーフでの登板について「頭にあります」と話した。

投手11人

今年の代表メンバーを見ると、投手登録は昨年の8人から1人増やして9人とし、さらに内野手登録の石川昂弥投手は東邦でセンバツの優勝投手、遠藤成投手は東海大相模で甲子園で好投を見せた。昨年はアジア選手権でベンチ入り18人、今年はW杯で20人という違いがあるものの、投手陣を厚くした布陣となっている。

永田監督はこれらの投手陣について、「まず全員を見てみないと」と今日にも行われる練習試合で調子や適性を見ていくが、やはり佐々木朗希投手と奥川恭伸投手の起用が鍵となる。大会は球数制限があるため、1日で50球以上投げると中1日、105球以上を投げると中4日空ける必要があり、特に先発の起用は慎重になる。

ローテーションについては下表の様に予想をしたが、163キロの佐々木投手を先発させると、それ以上の投手がリリーフにいないため、試合がもつれた終盤に厳しい戦いになる可能性もある。したがって、佐々木投手をリリーフとして起用する事も考えられる。

ただし先発投手はグループリーグやスーパーラウンドで、それぞれ3試合が重要となりそうで、3枚が必要となる。また、グループリーグとスーパーラウンドの間が中1日しかない事から、球数制限で中4日が必要になると、4人の投手が必要となってくる。奥川恭伸投手、宮城大弥投手、西純矢投手、前佑囲斗投手、浅田将汰投手と力のある投手がいるものの、奥川投手は甲子園の決勝で制球が良くなく、疲労がかなり見えていた。準決勝の投球ができればアメリカでも抑えられる力があるが、決勝の内容だとやや厳しいとみられ、奥川投手の状態次第では佐々木投手が先発に入る事になる。

また投球制限では、3日連続で登板した場合は中1日空けなくてはいけないというものもあり、スーパーラウンド3試合で登板をしてしまうと、最後の決勝・3位決定戦で投げられなくなるため、スーパーラウンドの1試合は佐々木投手以外の投手で抑える必要がある。

いずれにしても、この日の大学生との練習試合、そして奥川投手の合流によって投手の起用が決まっていく。

日付 内容 佐々木先発軸
パターン
佐々木リリーフ
パターン
  30日 グループリーグ 対スペイン 前佑囲斗西純矢 浅田将汰
  31日 グループリーグ 対南アフリカ 宮城大弥 遠藤成
9月 1日 グループリーグ 対アメリカ 佐々木朗希 宮城大弥
   2日 グループリーグ 対台湾 奥川恭伸 西純矢
   3日 グループリーグ 対パナマ 西純矢 前佑囲斗
   4日 空き  
   5日 スーパーラウンド 宮城大弥 奥川恭伸(104球以内)
   6日 スーパーラウンド 佐々木朗希(104球以内) 宮城大弥(104球以内)
   7日 スーパーラウンド 奥川恭伸 西純矢
   8日 決勝・3位決定戦 佐々木朗希 奥川恭伸

侍ジャパンU18日本代表メンバー(2019)一覧 
U18代表メンバーについて考察

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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