U18代表が韓国へ到着、1次グラウンドは佐々木・奥川温存も

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侍ジャパンU18代表は28日に韓国へ到着した。チーム関係者は「最も警戒している」と1次グラウンドのアメリカ戦を警戒しているものの、佐々木朗希投手、奥川恭伸投手を登板させないという意見も出ているという。

万全な状態で

U18代表はWエースとして期待されている佐々木朗希投手、奥川恭伸投手が、血マメの影響と、甲子園疲れの影響でノースローの状態が続いている。

一方でW杯は明日のスペイン戦から始まり、31日には南アフリカ戦、そして9月1日にはW杯4連覇中のアメリカと対戦する。大会のルールでは、1次グラウンドで対戦した結果も、スーパーラウンドでの決勝進出への成績に反映されるため、たとえ1次グラウンドでも最低でも1敗しか落とせないため、非常に重要な試合になってくる。

しかしこの試合に二人のエースがまだ万全な状態で臨める形ではない事、また、アメリカには前回大会も2敗をしており、万全でないエースで試合を落とすと厳しい状況になることなどもあり、1次グラウンドのアメリカ戦には二人を登板させず、左の宮城大弥投手を先発させる可能性もあるという。

宮城投手は大学代表との壮行試合で3失点をしたものの、ストレートの威力はもちろん、鋭い変化球に定評があり、一般的に変化球を振るといわれる外国人チームにどれだけ通用するのかが楽しみ、アメリカを抑える実力は十分ある。

そして佐々木投手、奥川投手は、こちらも落とせない台湾戦、パナマ戦の登板も考えられるが、それよりも5日から始まるスーパーラウンドの韓国戦などにぶつけ、スーパーラウンドで全勝をして決勝進出を狙う。ただし、台湾戦、パナマ戦も落とせない試合なので西純矢投手などを軸に総力戦で挑む事になる。

スペイン戦、南アフリカ戦はやや実力が劣る相手になり、侍ジャパンは池田陽佑投手、前佑囲斗投手などを登板させるという。ただし、二人とも台湾、パナマの総力戦に必要な投手で、石川昂弥投手、遠藤成投手の内野手が登板し、できるだけコールドで早く試合を決めたいところでもある。

佐々木朗希投手が血マメでノースロー、奥川投手もノースローでU18W杯の投手起用は?

侍ジャパンU18日本代表メンバー(2019)一覧

1次ラウンド米国戦先発が有力視される宮城をはじめ、大駒2枚の温存には投手陣全体の奮起が必要だ。スタートダッシュをかける大事な30日スペイン戦、31日南アフリカ戦は、ゲームメーク能力に定評がある津田学園・前佑囲斗投手、智弁和歌山・池田陽佑投手(ともに3年)らの先発が予想される。

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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