1次ラウンドのアメリカ選手で勝利をした侍ジャパンだが、登板できる投手の半数以上が登板し、今日の台湾戦、明日のパナマ戦の投手起用が注目される。
先発は?
まずは昨日のアメリカ戦に登板していないのは、スペイン戦で先発した池田陽佑投手と、南アフリカ戦で先発した浅田将汰投手、そして疲労のため、まだ十分な準備ができていない奥川恭伸投手と血マメの影響で十分な投球ができていない佐々木朗希投手の4人、アメリカ戦で先発せずに台湾戦の先発かと思われた宮城大弥投手も、アメリカの猛烈な追い上げのために飯塚脩人投手を7回から出さざるを得なくなり、球数もあって9回に急遽登板としている。
しかし、一昨日の南アフリカ戦でリリーフ登板をした林優樹投手を、翌日のアメリカ戦で先発起用していることから、宮城投手の先発は十分考えられる。ストレートに強いとみられる台湾に、変化球の良い池田投手も効果的と考えられるし、ストレートにカーブやフォークを投げる浅田投手も54球を投げての中一日で十分投げられる。
永田監督も当日朝に先発を決めていることから、到底読めるものではないが、先発は宮城投手と予想する。
リリーフ陣・明日のパナマ戦
アメリカ戦では投手は多くても45球前後に抑え、49球以内に抑えた事から投手陣で今日の台湾戦で球数制限のために出場できない投手はいない。球数の多かった林投手も近江では先発をしており、スタミナも十分ある。前投手は2試合に登板しており、できれば今日は休ませてパナマ戦に万全で備えたい。また、飯塚投手は昨日はアメリカの主力打者に本気の投球が長く続き、今日はできれば休ませたいところ。
また、翌日のパナマ戦には、変化球の良い池田陽佑投手か、スペイン戦で好投をした前佑囲斗の先発と考える。昨日にブルペンで投球をした奥川恭伸投手もパナマ戦で登板する可能性が考えられるが、登板したとしても1イニング程度だとみられる事から、できれば二人を万全で取っておきたい。
また、スーパーラウンドからは奥川投手、佐々木投手の本格参戦も期待できるため、この日の台湾戦も総力戦となりそう。ということで、宮城投手の後、浅田投手、林投手、西投手、飯塚投手などが1,2イニングずつを投げる事になりそうだ。できれば昨日のように打線が奮起して欲しいと願うが、台湾には昨年も抑えらえており、簡単には点を奪えないだろう。
日付 | 勝敗 | 内容 | 先発・先発予想(球数) |
30日 | 〇4-2 | グループリーグ 対スペイン | 池田(62)、前(29)、飯塚(10) ※池田投手中1日 |
31日 | グループリーグ 対南アフリカ | 浅田(54)、林(16) ※浅田投手は中1日 | |
9月 1日 | グループリーグ 対アメリカ | 林(45)、西(44)、前(32)、飯塚(44)、宮城(14) | |
2日 | グループリーグ 対台湾 | 宮城大弥、リリーフは全員登板可能 | |
3日 | グループリーグ 対パナマ | 前佑囲斗 | |
4日 | 空き | ||
5日 | スーパーラウンド | 奥川恭伸(104球以内) | |
6日 | スーパーラウンド | 宮城大弥(104球以内) | |
7日 | スーパーラウンド | 西純矢 | |
8日 | 決勝・3位決定戦 | 奥川恭伸 |
打線は?
打線はそれぞれが役割を認識し、特に1~6番は固定されてきている。打順は動かさない方が良いだろう。ただし守備についてはエラーも多く、スーパーラウンドや決勝に向けていろいろと試したいところではある。ひとまずはサードには石川選手を戻し、武岡選手を指名打者にしていくか。
また捕手は山瀬慎之助選手のスタメンマスクも考えられるが、このラウンドまでは合宿から球を受け続けている水上選手で行き、その間に山瀬選手には佐々木投手の球を受けられるようになっていて欲しいと思う。
本当の守備の課題は外野にあるのだが、侍ジャパンの投手陣が、外野に強い打球は打たせないだろう。
1日:アメリカ戦 → 2日:台湾戦予想
1中 森敬斗 → 1中 森敬斗
2三 武岡龍世 → 2指 武岡龍世
3一 韮澤雄也 → 3一 韮澤雄也
4指 石川昂弥 → 4三 石川昂弥
5左 遠藤成 → 5左 遠藤成
6遊 熊田任洋 → 6遊 熊田任洋
7捕 水上桂 → 7捕 水上桂
8右 横山陽樹 → 8右 横山陽樹
9二 坂下翔馬 → 9二 坂下翔馬
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