天理高・達孝太選手「最終的にはメジャーリーグに行きたい」先輩の姿を追い

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天理高の達孝太投手が、「最終的にはメジャーリーグに行きたいと思っています」と、将来の夢を語った。

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メジャー

達孝太投手は193cm88kgの超大型右腕で、体のスケールのある選手。しなやかな体使いができ、腕の振りも柔らかい。最速146キロの速球にフォークなど角度のある球を投げ、今年のドラフト候補として注目されている。

センバツでもその投球が注目されるが、進路について、まだプロ志望は表明していない。「監督もプロに行かれた方。いろいろ聞いて決めていきたいと思います」と話し、中村監督と相談して進路を決めていくとしている。

しかし、将来については、メジャーリーグ入りを目標にしている。メジャーリーガーの投手の動画を手本にしており、「ダルビッシュのボールを操る力、シャーザーの力感ないフォーム、バウアーの野球オタクな部分など全てを参考にしている。バウアーの影響で僕も野球オタクになったので」と話し、メジャーリーグが野球の基本となっている。

また先輩の影響もある。中学時代に1つ先輩の結城海斗投手と一緒に練習をしていたが、結城選手が中学卒業後にアメリカに渡り、ロイヤルズ傘下のマイナーへ進んだ。「その人が行ったことで、僕もより行きたいという気持ちが強くなりました」と話す。

それでもまずは、センバツでの投球が注目される。「高校のうちに150キロが目標だけど、スピードが全てじゃない。まだ全てが理想には遠いけど、自分を表現できる球を求めていきたい」と話す。

オリックスの谷口スカウトは「角度があるし、楽しみな存在。腕も長いから打者もタイミングがとりづらい」と素質を評価する。まずは日本のプロ野球でパワーアップと実績を作ってからメジャーに移籍をするという道を進めれば良いが、その入口に立つ投球を見せたい。

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加えて1学年上の身近な存在からも影響を受けた。18年、中卒16歳でロイヤルズとマイナー契約を結んだ結城海斗だ。以前から親交があり、「その人が行ったことで、僕もより行きたいという気持ちが強くなりました」。ただ、あせりはない。高校卒業後の進路希望は「(中村良二)監督もプロに行かれた方。いろいろ聞いて決めていきたいと思います」と地に足を付け、熟考を重ねる構えだ。

視察したオリックスの谷口スカウトも「角度があるし、楽しみな存在。腕も長いから打者もタイミングがとりづらい」と素材の高さに期待する。

「ダルビッシュのボールを操る力、シャーザーの力感ないフォーム、バウアーの野球オタクな部分など全てを参考にしている。バウアーの影響で僕も野球オタクになったので」と貪欲に理想を追い求めるのも、壮大な目標があるからだ。夢への1歩目として、まずはチームを日本一に導くつもりだ。

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